企業が体育会系の学生を採用するメリットは?採用のポイントや手法も解説!

体育会系の学生とは?

就活における体育会系の学生とは、大学で体育会系の部活に所属していた学生を指します。スポーツ系の同好会やサークル所属していた学生、個人的にトレーニングをしている学生は体育会系の学生に含みません。

体育会系の学生は、チームで日々努力を積み重ねてきた経験を持っています。この経験は社会人になっても活きるもので、入社後に高いパフォーマンスが期待できるため、就活では「体育会系の学生」と特別視されることがあります。

体育会系の学生を採用するメリットは?

ここでは、体育会系の学生を採用するメリットを解説します。

規律やルールの順守意識が高い

体育会系学生の特徴の1つに規律やルールの順守意識が高いことが挙げられます体育会系の学生は、部活内の上下関係などの決まりごとやスポーツのルールを守りながら活動しているため、規律やルールの順守意識が養われています。

企業でも社内のルールやコンプライアンスの順守が必要なので、ルールを守る意識が高い体育会系の学生を採用する価値があります。

チームワークを大切にできる

部活動では、アドバイスやミスのカバーなど、チームで協力しながら切磋琢磨するのが大切です。野球やサッカーなどの団体競技だとさらにチームワークが必要になり、いくら技術があっても周囲と協調できない人はメンバーから外されるケースもあるほどチームワークは重要です。そのため、体育会系の学生はチームワークを大切にできる傾向があります。

企業においてもチームで協力して仕事に取り組むのは重要なので、チームワークを大切にできる体育会系の学生はよい人材といえます。

継続的な努力ができる

大学の部活動で成長を目指して3〜4年間努力してきた経験があるため、体育会系の学生は継続的な努力ができる人が多いです。中学や高校でも部活動に取り組んでいる場合は10年近い継続した努力になります。

企業に入社しても新しいことを学び続ける必要があるので、継続的な努力はとても重要です。

「勝ち」にこだわれる

部活動では大会で勝ち結果を残すために取り組んでいるため、「勝ち」にこだわる人が多いです。会社でも成果という「勝ち」を得るのが重要です。体育会系の学生は成果にこだわって努力できるので、大きな成果をあげることが期待できます。

体育会系学生を採用する際のポイントは?

ここでは、体育会系の学生を採用する際のポイントを解説します。

体育会系学生ならではのスケジュールに配慮する

体育会系の学生は、大会の影響で通常の学生より就活を始めるのが遅くなってしまうことがあります。基本的に体育会系の学生は3年生の秋の大会を最後に引退するので、3年生の夏頃におこなわれるインターンシップ等には参加できない学生が多いです。そのため、体育会系の学生の母集団を確保するには3年生の秋・冬ごろにインターンシップや説明会を開催するのがよいでしょう。

部活を続けながら就職活動をしている学生の場合、日々の練習や大会と選考日程があわない場合もあるので、日程調整の際には学生の要望をしっかり聞く必要があります。

積極的に情報提供をする

体育会系の学生は通常の学生に比べて就活に割ける時間が少ないので、情報収集に十分に時間をとれず、情報が少ないまま就職活動をしている場合があります。学生の情報が不足していると自社の魅力を十分に知らないまま選考を辞退されるといったことが起きてしまいます。また、仮に自社で採用できてもミスマッチが起こり、早期離職につながる可能性があります。

そのため、積極的に情報提供をおこない、学生が情報を吟味したうえで就職先を選べるようにするのがよいです。

思い込みで評価しない

メリットとして体育会系の学生にみられる傾向を解説しましたが、あくまで傾向であり一人ひとりに違いがあります。「体育会系の学生だから優秀」「体育会系だから考える仕事は苦手」など思い込みで評価せず、しっかりと個人を見たうえで評価しましょう。

体育会系学生を採用するための手法を紹介!

ここでは、体育会系学生を採用するための手法を紹介します。

体育会系学生向けの選考ルートを作る

体育系学生向けの選考ルートを作ることで、体育会系の学生だけの母集団ができあがり、効果的に体育会系学生を採用できます。

学生も体育会系の経歴を活用できる点が魅力的なので、積極的な応募が期待できます。

アイリスオーヤマ株式会社の事例「アスリートコース」

アイリスオーヤマでは、多様な人材の確保の一環として「アスリートコース」という体育会系学生専用の選考ルートを設けています。体育会の部活に選手として所属している学生のみが応募できます。

また、内定を出す時期が早く設定されており、学生が卒業まで部活に集中できるように配慮されています。

参考:アイリスオーヤマ株式会社「多様な人材の採用」

体育会系学生向けのナビサイトを利用する

体育会系学生向けのナビサイトの利用もおすすめです。体育会系学生のみが登録しているので、ナビサイトで情報を発信すれば体育系学生だけにアピーつできるので効果的に採用活動ができます。「マイナビ体育会系ナビ」「スポナビ」などさまざまな体育会系学生向けのナビサイトがあります。

マイナビ体育会系ナビ

引用:マイナビ2024体育会系ナビ

大手就活ナビサイトのマイナビが運営する体育会系学生専用のナビサイトです。マイナビの利用者はとても多いので、多くの体育会系学生にアプローチできます。

スポナビ

引用:スポナビ2024

体育会系学生の採用支援事業をおこなう株式会社スポーツフィールドが運営するナビサイトです。同セミナーだけでなく体育会系学生との食事会といったイベントがあり、体育会系学生にしっかりとアプローチしていけます。

社内のOB・OGに紹介してもらう

社内のOB・OGに紹介してもらうのも有効な手法です。社員のOB・OGと同じ部活で大学生活を過ごしているため、OB・OGに似た人材であること期待できます。

また、OB・OGが紹介してもいいと思える学生なので、人柄や能力がある程度保証されており、自社にマッチした優秀な人材を確保しやすい手法です。

まとめ

いかがでしたでしょうか。体育会系学生の採用について解説しました。体育会系の学生は部活でチームとともに頑張ってきた経験があるので、入社後の高いパフォーマンスが期待できます。もちろん一人ひとりに違いがあるので体育会系の学生とくくり思い込みで採用していくのはよくないですが、体育会系の学生をターゲットに採用活動をするのは十分な効果が期待できるでしょう。

インタビューメーカーのSNSをフォローして最新情報をチェックしよう!
>インタビューメーカー

インタビューメーカー

顧客満足度No.1
Web面接特化型システム

CTR IMG
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。