目次
プレゼン面接とは?
プレゼン面接とは、プレゼンテーションを応募者におこなってもらう採用手法です。プレゼンのテーマは「自己PR」や「課題解決」「商品のPR」などさまざまです。時間は5分〜15分でおこなわれるのが一般的です。テーマを事前に伝え準備してきてもらう形式や、当日にテーマを伝え即興でプレゼンしてもらう形式があります。
プレゼン面接が新卒採用で注目されている理由は?
インターネットの普及により、面接のコツや志望動機の例文などの選考対策の情報が簡単に入手できるようになりました。面接でも多くの学生が選考対策の情報を集めて対策するので、応募者の本質が見えにくくなっています。その点、プレゼン面接は実施している企業が少ないため応募者が対策するのが難しいです。
また、プレゼン面接はテーマに対する自分の考えを話すことや、資料づくりなど自分の力で取り組む必要があるため、面接のように少しの対策で乗り切るのが難しいです。これらの理由からプレゼン面接は応募者の本質を引き出す面接手法として注目されています。
プレゼン面接を実施するメリットは?
ここでは、プレゼン面接を実施するメリットを解説します。
応募者の本質を見極められる
メリットの1つが応募者の本質を見極められることです。面接では基本的な質問があるので、応募者も準備してきた文章を喋るだけで、十分に応募者の本質見極められない場合があります。しかし、プレゼン面接は自分でしっかり構成や話し方を考えて臨む必要があり、応募者自身の力が重要になります。
また、テーマによってプレゼンの内容も変わるので明確な答えがなく対策をするのが難しいです。これらの理由から、プレゼン面接は実施すれば応募者の本質を見極められる手法であるといえます。
論理的思考力や表現力、プレゼン能力を見極められる
応募者の論理的思考力や表現力、プレゼン能力などの社会人に求められるスキルを見極められるのもメリットです。プレゼンには構成や話し方などさまざまな能力が必要なため、応募者にプレゼンをしてもらうことで多くの情報を得られます。
また、通常の面接に比べてプレゼン面接は応募者が自発的に喋る時間が長いので、応募者のスキルを見極めやすいです。
実際の業務に近い観点から評価できる
プレゼン面接は、実際の業務に近い観点から応募者を評価できるメリットがあります。プレゼン資料の作成や人にプレゼンするのは実際の業務に通ずるものがあり、仕事に対してどのように取り組めるのか見ることができます。
また、テーマを業務に近い形にすればより業務の観点から評価できます。例えば営業職の採用であれば、自社製品のPRをテーマにするとよいでしょう。
プレゼン面接を実施する際のポイントは?
ここでは、プレゼン面接を実施する際のポイントを解説します。
プレゼンの良し悪しだけで評価しない
プレゼン面接では、プレゼンの良し悪しだけで応募者を評価しないのが大切です。プレゼンは慣れが必要であり、プレゼンの良し悪しだけで評価するとプレゼンに慣れていないだけで優秀な人材を逃してしまう場合があります。事前にプレゼン面接から何が知りたいのか明確にしておきましょう。
目的にあわせてテーマを選定する
プレゼン面接ではテーマに次第で応募者の見える部分が変わるので、目的にあわせてテーマを選ぶのが重要です。
例えば応募者自身について知りたい場合は「自己PR」をテーマに、営業職の採用であれば「自社製品のPR」、論理的思考力を見たいなら「課題に対する解決策」をテーマにするといいでしょう。
・自己PR
・自社に入ってやりたいこと
・自社製品のPR
・採用を成功させるためのプラン
・自社製品の売上を上げる施策
プレゼン面接の具体的な実施例を解説!
ここでは、プレゼン面接の具体的な流れを解説します。プレゼン面接には主に事前にテーマを知らせるプレゼン面接と、当日にテーマを知らせるプレゼン面接の2パターンがあります。
発表時間:5分〜15分
質疑応答:5分〜10分
応募者の準備:PowerPoint等でスライド作成、発表練習
事前にテーマを知らせるプレゼン面接
1つ目の実施例は事前にテーマを知らせ、準備をしてもらったうえでプレゼン面接をおこなうものです。
準備期間で応募者が内容を詰めてくるので、応募者の正確な能力を見れます。
当日にテーマを知らせるプレゼン面接
2つ目の実施例は当日にテーマを知らせるプレゼン面接です。当日にテーマを伝え、1時間程度の準備時間を設けてからプレゼンをおこなってもらう形式です。
当日にテーマを知り即興で対応する必要があるので、応募者の対応力を見ることができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。プレゼン面接について解説しました。プレゼン面接は応募者の本質を引き出し、応募者を正確に評価できる面接手法として注目されています。ぜひ一度プレゼン面接について検討してみてください。