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オンライン採用の特有の悩みを抱える企業が増加
オンライン採用は応募者の「見極めが」難しいため企業側は選考を進めていく中で一度立ち止まり、アイスブレイクの設定や面接での雰囲気づくり等を見直したことがあると思います。オンライン採用における「見極め」においては、「情報」と「評価のばらつき」の2つが大きなポイントとなります。
人と人との対話は主に「視覚情報」、「聴覚情報」、「言語情報」の3つの要素から得られる情報から構成されているので、オンライン面接の場合「視覚情報」はカメラで捉えられた範囲のみに限定されるため、対面面接と比べると「評価のばらつき」がでてしまい、選考に影響を与えてしまいます。したがって対面と同様の「見極め」を行うためには制限された情報を補う必要があります。
「情報」を確保するためには「質の向上」・「量の向上」の2つのアプローチがあります。この2つをうまく組み合わせることで、オンライン採用でも対面と同水準以上の情報を確保し、質の高い「見極め」を行うことが可能になります。
自社にマッチする人材を見極めるためのポイント
カジュアル面談などの短時間で軽い選考を
カジュアル面談とは本格的な選考に入る前に、応募者側と企業側が双方について知る場のことを指します。カジュアル面談=「0.5次面接」と考えても良いでしょう。厳格な面接とは違った性質の選考を行うことで、今までは得られなかった角度からの情報を引き出すことができ、「見極め」のために必要な「情報量」を確保することができます。
動画選考の活用
現在、多くの企業では一次面接に自己PR等の動画選考を導入しています。その理由として挙げられるのは、動画選考はエントリーシートや書類のみでは判断できなかった雰囲気や人柄を確認することができる上、「見極め」に必要な「視覚情報」、「聴覚情報」、「言語情報」の3つが揃ったバランスの良い情報を確保することができるからです。また、企業としては採用の機会損失を減らすことができ、求める人物像に近い応募者を効率よく見極めることができます。
録画データの活用
録画データを用いた選考は企業側が動画やテキスト等で質問を設定し応募者側に送ります。応募者側は期間内に回答するだけなので、時間や場所を選ぶ必要はありません。また、利用する端末もパソコン、スマートフォン、タブレットと所有する端末で自由に実施できます。対面面接と違い、双方ともに負担が少なくスピード感を持って採用活動を実施することができ、録画データを複数の担当者で確認することもできるので多角的な評価をすることが可能になります。
面接の構造化
面接官によって生まれてしまう評価の差はゼロにすることはできません。しかし、面接を「構造化」することでこれを小さくすることができます。「Situation」「Task」「Action」「Result」の4つの構造からなる「STAR面接」を行うことで、より具体的なエピソードに基づいた客観的な評価をすることが可能になります。
「STAR面接」とは?
「STAR面接」は「Situation」状況、「Task」課題、「Action」行動、「Result」結果の頭文字をとった言葉です。S→T→A→Rの順に面接を進めていくことで応募者側の特性を把握できると共に「評価のばらつき」を改善し、客観的で統一された評価結果を出すことが可能となります。
複数の担当者と面接データを共有することで客観的で統一された評価結果を出すことが可能となりますが、面接官の工数を増大させることにもつながってしまうため、各要素の評価基準を明確にした上で、チェックポイントを絞っておくことがポイントとなります。
テクノロジーの活用
現在では最新のテクノロジーを駆使することで、より「見極め」の精度を向上させることができます。
今回は最新テクノロジーを用いた選考例を2つご紹介します。
・音声解析による選考例
面接の音声データ・言葉を解析することで面接官同士の評価がズレてしまっていた場合でも、応募者側の感情や深層心理を読み解くことができるので自社に見合った人材を見出すことができます。
・人工知能による選考例
人工知能を採用に取り入れることによってエントリーシートなどの業務の定型化や採用基準を明確にできるため、応募者側の適性や能力などに時間を割くことができ、採用判断精度の向上に繋がります。
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