中小企業が新卒採用を成功させる方法とは?成功事例も紹介!

中小企業の新卒採用における現状

中小企業は新卒採用において、大企業よりも不利という現状があります。リクルートワークス研究所が22年卒を対象に行なった調査では、求人倍率が従業員数が300人以下の企業では5.28倍であったのに対し、従業員数が5000人以上の企業では0.48倍でした。コロナ禍による不安から、大企業を志望する学生が増えており、今後さらに中小企業の新卒採用が難しくなると考えられます。

もちろん中小企業に興味を持っている学生がいない訳ではありません。株式会社ディスコキャリタスリサーチがおこなった調査では、6割以上の学生が中小企業にエントリーしたことがあると答えています。こういった学生に対して、自社へのエントリーから採用までつなげていくことが重要です。

中小企業の新卒採用における課題

ここでは中小企業の新卒採用の課題を紹介します。

1.母集団形成が難しい

どうしても大企業に知名度で劣ってしまうため、母集団を集めることが難しいです。採用にかけることのできるコストが少ないため十分な広報を行えないことも原因といえます。すべての学生に知ってもらおうとするのではなく、絞ったターゲットに訴求していく手法を取ることが大切です。

2.採用活動にリソースが割けない

従業員が少ない企業では、採用活動に人手が割けず、十分な時間が取れない場合があります。志望者とコミュニケーションを取り続けることが重要なので、その時間が取れないことは大きなデメリットです。

目的をしっかりと定め、不要な工程を削減することが大切です。採用代行サービスやWeb面接、Web説明会を行うこともリソースが割けない場合の対策になります。

Web説明会についても下記記事にまとめているので、ぜひご覧ください。

InterviewMaker magazine(インタビューメーカーマガジン)

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3.内定辞退されてしまう

学生は複数企業の採用試験を並行して受けるため、仮に内定を出した場合でも辞退されてしまうことがあります。採用活動の段階で、学生としっかりコミュニケーションを取り、企業にマッチした人材なのか見極めることが重要です。内定を出した後も継続的に面談をするなど、内定者フォローを行うことも大切です。

中小企業が新卒採用を成功させる方法とは?

インターン

厳しい現状の中で、どうすれば新卒採用を成功させることができるのか。ここから、新卒採用を成功させる方法を紹介します。

1.学生の志向にあった魅力を伝える

中小企業には大企業にはない独自の魅力があります。中小企業に興味を持つ学生も独自の魅力に惹かれたからという人が多いです。株式会社ディスコキャリタスリサーチが行った調査では、中小企業を受けた理由として「会社の雰囲気が良い」「やりたい仕事につける」などが上位に上がっていました。また、上司との距離が近いことや仕事の裁量が多いことに魅力を感じる学生も多いです。このような大企業にはない魅力をしっかりと学生に伝えていくことが新卒採用成功のために重要です。

2.ターゲットを絞る

ターゲットを絞ることで採用活動に一貫性が生まれ、不要な工程を削減していくことができます。人手やコストを割けない場合に有効です。また、スキルや性格など採用者のペルソナを定めておくことで、採用後のミスマッチを防ぐことにもつながります。

3.早い段階から学生と関わる

就職活動は早期化しており、遅い段階で採用活動を開始しても大企業に学生が集まりうまくいかない場合があります。そのため、早い段階から学生と関わっておくことはとても重要です。

そのための方法として、説明会やインターンシップなどが挙げられます。特に長期インターンシップを実施することが効果的です。長期インターンシップを開催している大企業は少ないため、差別化につながります。早い段階から長期インターンシップに参加する学生は意欲が高く、優秀な学生と早期からつながりを作ることができます。

インターンシップについてもまとめているのでぜひご覧ください。

InterviewMaker magazine(インタビューメーカーマガジン)

インターンシップとは? インターンシップとは学生が企業に行っておこなわれる就業体験のことです。2021年4月には経団連が…

中小企業の新卒採用成功事例

中小企業でもポイントを抑え、新卒採用を成功させた事例はたくさんあります。ここでは、新卒採用の成功事例を紹介します。

株式会社テックアイエス「インターン採用」

引用元:株式会社テックアイエス

株式会社テックアイエスはプログラミングスクールやWebメディア「マッチングアプリなび」の運営を行っている企業で、従業員数は120人ほどです。テックアイエスでは長期インターンシップを行うことで、新卒採用を成功させています。常時20人ほどのインターン生が活躍しており、新卒採用を長期インターン経験者のみを対象に行っています。早い段階から学生と関わり、お互いのことをよく理解した上での採用活動でミスマッチを減らし、採用を成功させました。

株式会社サーチフィールド「不採用採用」

引用元:株式会社サーチフィールド

株式会社サーチフィールドは企業とクリエイターの仲介をする事業をおこなっている企業で、従業員数は49人です。サーチフィールドでは就職活動において不採用だった人を積極的に採用する「不採用採用」を行うことで新卒採用を成功させました。同社では「成長」という価値観を大切にしていました。失敗を糧に成長していく意欲のある学生を採用するためにユニークな採用活動を行ったのです。

この事例はターゲットを絞ったことにより新卒採用が成功したものです。ターゲットに沿った採用手段、広報をすることで話題性を獲得しました。

まとめ

いかがでしたでしょうか。本記事では中小企業が新卒採用を成功させる方法について紹介しました。ポイントをしっかりと抑えた採用活動を行うことで、中小企業でも新卒採用を成功させることができます。採用活動に悩みをお持ちの企業様は、ぜひ本記事を参考に採用活動を見直してみてください。

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