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そもそも内定者フォローとは?
採用した人材が入社するまでの期間、内定辞退やモチベーションの低下を防ぐため企業側が行う様々な取り組みのことです。内定者フォローとひとくちにいっても、食事会や面談・社内見学とやり方は企業によって違います。新社会人として新しい生活に期待する一方、社会人生活や人間関係への不安は誰もが抱くものです。
そこで今回は、企業側が内定者フォローを行うメリットや内定者フォローに特化したツールについて紹介したいと思います。
内定者フォローを行うメリット
一般的に就活する上で、多数の企業を受けることは当たり前になりつつあります。内定をもらったからといって、必ずしもその企業に入社するとは限りません。学生にとって、志望度や期待値が高くなければ内定を辞退してしまう可能性もあります。内定者フォローを行い、自社への興味や理解・関心を深めてもらうことで、採用のミスマッチを減すことができ優秀な人材確保に繋がります。
学生が行ってほしい内定者フォロー
2020年7月にキャリブロがアンケートした「21卒 学生がしてほしい内定者フォローランキング」によると
・1位 現場社員との面談 52.2%
・2位 人事担当者との面談 42.5%
・3位 社内や施設の見学 39.8%
・4位 メールや電話での定期的な連絡 31.5%
・5位 食事会などの懇親会 31%
などが、学生が企業側に求める内定者フォローです。
過去のランキングでは19,20年度卒学生がしてほしいこと1位はどちらも「食事会などの懇親会」でした。しかし、今期は新型コロナウィルスの影響で対面よりオンラインの活用が増え、web面談やメールを用いる直接の接触を避けた方法が選ばれています。
内定者フォローのやり方
懇談会
先輩社員から役職のある人まで幅広い人と接する機会があり、職場の雰囲気を間近で体感することがでます。先輩社員といち早く仲良くなれる良い面もありますが、「先輩の態度や口調が怖かった」「職場の雰囲気が悪かった」などの悪い印象も受けやすいので注意が必要です。特に世代が離れていると「ジェネレーションギャップを感じたり、話が合わなかった」と思う人も少なくないはず。まずは、相手のペースに会わせて会話することが大切です。
社内見学
社内見学を行う目的は、企業の雰囲気や業務内容への理解を深めてもらうためです。企業に対する理解が深まれば仕事への責任感が生まれ、内定辞退防止に繋がります。
内定者フォローのポイント
内定者同士のコミュニケーションの場を作る
一緒に働く同期はどんな人達なのか内定者にとって重要な項目の一つです。同期との仲が深まれば不安要素の共有や社内情報の交換ができ、不安なく入社することができるでしょう。
内定者に自社の文化や社風を伝える
先輩社員インタビューや会社が取り上げられたニュース記事の紹介、等の他にも職場の様子、新入社員研修やキックオフ・懇親会などの様子を動画で配信するのも効果的といえるでしょう
オンラインで内定者フォローを行うには?
SNSの活用
ソーシャルメディアラボが公開しているデータによると2020年12月時点でLINEは8割以上の人が利用しています。SNSを活用しLINE感覚で気軽に連絡ができ、内定者の負担の軽減とモチベーション低下の防止に繋がります。また、内定者研修をオフィスで開催せずwed上で行うことで、内定者が企業へ足を運ばず行えます。
オンラインで行う入社前研修
今期は新型コロナウィルスの影響で、対面での研修を避けなくてはならない事態にあります。そのため、オンライン上での入社前研修を採用する企業が増え、現在ではオンライン研修に特化したツールが多く存在します。例えば、EXCEL講座やビジネスマナーが学べるツールや、SNS機能を利用し人事担当者とコミュニケーションが取れるツールなど多様です。このツールを駆使し、入社後に役立つスキルを内定者に伝授することができます。
内定者フォローに特化したツール3選
・エアリーフレッシャーズクラウド
新卒採⽤に特化したコミュニケーションツールです。内定者フォロー、新入社員研修に効果を発揮し、人事業務の効率化を実現します。スマホやタブレット端末、PCでも利用できます。
スマホアプリを利用し、確認漏れを防止しスムーズなコミュニケーションが可能。また、写真や動画などを活用した自社情報の配信もできます。
・内定者パック
内定者フォローや内定者研修の効果を最大限に発揮できるように作られたSNSツールです。 内定者研修によって社会人として身に付けるべき知識・スキルが取得できます。内定者向けeラーニングが受け放題、タイピングの講座も受講可能
・採用一括 かんりくん
新卒も中途も採用活動のすべてをまとめて管理できる採用管理システムです。応募情報の集約・評価シートの作成・分析などあらゆる採用業務ができ、採用活動を効率化できます。日常で利用しているチャットツールやカレンダーツールとの連携も可能ナビサイト、イベント、自社HP、紹介会社など、複数の経路から流入する候補者を一括管理ができます。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回は企業が内定者フォローを行うメリットややり方の説明をしていきました。
内定者フォローを行うことは企業側にとってもミスマッチを減らし、優秀な人材を逃さず採用できる絶好の機会です。企業は優秀な人材の確保、学生は自分の務める会社の雰囲気を知ることができます。
また、内定者フォローに特化したツールや入社前研修を受講できるツールも多種多様に普及しています。この機会に企業は自社が行う内定者フォローを見直し、お互いが利益のある有意義な内定者フォローを行いましょう!