採用コストの削減方法4選!計算式の例と活用方法もご紹介

採用コストとは

採用コストとは、企業が従業員を採用するのにかかる総費用のことを言います。
母集団の形成から応募者のスクリーニング、面接、採用までのすべての費用を合計したものです。
これらは企業や業界によってさまざまで、景気にも左右されます。採用コストは、内部コストと外部コストに分けて考えます。

内部コスト・外部コストとは?

採用コストの「内部コスト」と「外部コスト」を正しく理解しましょう。
採用コストの削減には、どちらがどの程度発生しているのか正しく把握する必要があります。

内部コスト

内部コストとは、社内のリソースを使用する際に発生する費用です。
内部コストを削減するには、採用のムダを省き効率化することが重要になるでしょう。

内部コストの例

  • 採用担当者の人件費
  • 面接の交通費や宿泊費
  • 社内紹介(リファラル採用)のインセンティブ

外部コスト

外部コストとは、採用活動の中で、社外に支払う経費です。
内部コストに比べ項目1つ1つの金額が大きく、採用コストの大部分を占めるのがこちらになります。
中でも求人広告費と人材紹介費は特にコストがかかると言われています。

外部コストの例

  • 求人広告費
  • 人材紹介費
  • イベントの会場費
  • 採用関連システムの費用

採用コストは年々上昇している

採用

現在は少子高齢化の影響などを受け、採用難の時代と言われています。
日本の市場縮小やグローバル化促進に伴い、優秀な人材を採用することは多くの企業に求められるでしょう。
そのため、採用は他社との競り合いになり、採用コストは年々上昇していくと考えられます。

採用コストの計算方法

下記の計算式を使うことで、採用コストを数値化できます。目標設定や現状把握にお使いください。

採用コスト総額=【内部コストの合計】+【外部コストの合計】

採用コスト単価=【採用コスト総額】÷【採用人数】

求人コスト単価=【求人広告費総額】÷【採用人数】

まずは採用コストの総額を計算しましょう。この金額は業界や職種、人数、企業規模によって異なるので、基本的に他社と比べる必要はありません
採用コスト単価は、一人の採用にかかる総費用。求人コスト単価は一人の採用にかかる求人広告費です。
一人あたりの費用を算出することで、採用人数が変わった場合にも活用できます。

新卒採用と中途採用では、かかる費用が異なるため分けて考えてください。

採用コストの平均はない

考える人

採用コストの平均値は、企業規模や職種、業界、人数、選考フローなどにより大きく変わります。
他社と比べるのではなく、自社の予算やこれまでの実績と照らし合わせて参考にするのがよいでしょう。

採用工数の削減が重要

採用工数を削減することは、中長期的な採用コスト削減に繋がるため非常に重要です。
外部コストは外的要因に左右され、安定しないことも考えられます。
しかし、内部コストにあたる採用工数を削減することで、継続的な採用コストの削減が可能だからです。

採用コストを削減する4つの方法

写真

 

ここからは、具体的な採用コストの削減方法をご紹介します。

選考の精度を上げる

選考の質と精度を上げてミスマッチを最小限にし、内定辞退や早期退職を防ぎましょう。
内定辞退や早期退職は、採用コストのロスを生み出すだけでなく、採用活動のやり直しにも繋がります。
選考の段階からミスマッチを防ぐ施策を導入して、対策をしておきましょう。

具体的な選考の精度を上げる施策の例

  • 適性検査を実施して応募者をデータ分析する
  • 面接官トレーニングを活用し面接力を高める
  • 面接官ごとの採用基準の差異をへらす
  • 選考フローを見直し効率を上げる
  • AI採用を活用し、開始時点でのスクリーニングを図る
  • 採用人員を拡大する

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採用逃しや早期退職に課題を感じられている方は、ぜひともご覧ください。

選考フローを見直す

採用フローを見直して、採用工数を最小限に短縮しましょう。このときに注意するのは、採用の精度を下げないことです。
精度を下げすに工数を削減する例をご紹介します。

  • 会社説明会を動画で配信する
  • Web面接・動画面接を活用する
  • 書類選考にAI採用を導入する
  • 面接回数を見直す

これらは単純に回数を削減するのではなく、1回あたりに発生する時間や労力を削減する施策です。
近年注目されているWeb面接やAI採用は、採用工数削減に貢献できるでしょう。

求人広告を見直す

求人広告費が採用コストの多くを占めている会社も多く、この部分の見直しで大幅なコスト削減につながる事が考えられます。
求人広告の見直しでは、求人広告媒体を見直す場合と、広告内容を修正する場合の2パターンで考えましょう。
まずは適切な広告媒体を使っているか確認しましょう。各社特徴が異なるため、自社の採用方針に合う適切な媒体を選定する必要があります。

媒体選定の際には下記のポイントに注意してください。

  • 他社媒体との違い
  • ターゲットとなるユーザーの登録者数ではなく利用者数
  • 競合企業の利用状況

適切な求人媒体にアプローチすることで、同じ内容や予算でもより効果的に利用できる場合があります

続いて、広告内容を確認しましょう。広告修正のポイントはこちらです。

  • 出稿時期
  • ターゲット選定
  • 訴求ポイント
  • 広告予算

ターゲットに適切な訴求ポイントでアプローチできている広告でも、時期のズレによってロスが発生している場合があります。
また、どんなに魅力的な広告を作成しても、適切なターゲットに行き届いていなければ採用には中々繋がりません。
効果を最大化するような広告の見直しも、予算削減の1つとして考えましょう。

採用ホームページの強化

事前に応募者と連絡先交換を

採用のオンライン化に伴い、求職者は企業の採用ホームページを中心に情報収集するようになりました。
採用ページで求職者が求める情報を正しく発信できれば、応募数の増加やミスマッチの削減に繋がると考えられます。
近年はハラスメント問題やブラック企業問題により、労働環境や人間関係などを重視する求職者が増えているため、

  • 企業理念や社風
  • 社長や経営陣メッセージ
  • 実際の労働環境や働く姿
  • 詳細な募集要項や福利厚生

これらの情報を、より丁寧に表現して掲載する必要があります。
その上で、魅力的なオリジナリティのあるホームページを作成し、オンライン採用時代でも他社に負けない工夫が求められるでしょう。

まとめ

採用コストの削減方法に、どの会社にも共通する正解はありません。
まずは現状を正しく把握し、必要以上にかかっているコストを適切に判別することが重要です。

また、必ずしも費用を削減することが正しいとは限らないため、様々な要因を考慮して検討してみてください。

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