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そもそもWeb(オンライン)面接システムとは?
新型コロナウイルスの影響により就職活動が変化していき、多くの企業が、Web面接システムを導入しています。Web面接システムと呼ばれてますが、そもそもWeb面接システムとは?と思う人がいるかも知れません。そんなWeb面接システムについて、まずご紹介したいと思います。
新型コロナウイルスにより普及したWeb面接システム
Web面接システムとは、インターネットを介して、応募者との面談・面接・説明会をWeb上で行うシステムのことを言います。応募者は、自宅でもネット環境の良い場所であれば面接を受けることができます。採用担当者も社内であったり、好きな場所で受けることができます。
Web面接は、対面面接と比較すると効率的で応募者・採用担当双方のメリットが多いです。そのため、最近Web面接システムを採用している企業が多く、2020年4月にビズリーチがアンケートした「採用活動のオンライン化」によると、470社ほどの企業が「採用活動の活動のオンライン化に対応/対応を検討中」という調査結果になっています。
担当者に聞く「採用・選考のお悩みあるある」
採用担当者の方にお話を聞くと、こんなお悩みを抱えている方が多いようです。
2. 募集が多く精査しきれない(優秀な人材の見落とし)
3. より多くの面接を実施したい
4. 面接スピードが遅く、他社に優秀な人材を取られてしまう
5. 面接日時・場所の調整に自分の大切な時間が取られすぎる
6. 面接官の人件費や出張費などコストがかかりすぎる
7. 地方・海外採用を強化したい
8. 大量採用時期(正社員・アルバイト・派遣問わず)はとにかく疲弊する
万国共通の採用担当者「あるある」のお悩みです。優秀な人材を一定数獲得することは、採用担当者にとって命題です。では、どうすれば効率を上げつつ優秀な人材を獲得することができるでしょうか。
そこで、「新しい面接システム」すなわち「Web面接システム」の利用が考えられます。
Web面接システムのメリット
ここではWeb面接システムのメリットについて詳しく説明していきます。
面接場所を問わないので、応募者も面接官も負担減
Webで面接することから、応募者は通信環境のいい自宅や学校で受けることができ、面接官は社内で面接することが可能です。場所に縛られることがないので、フレキシブルに面接スケジュールを組めます。
また、面接会場の手配など今まで面接実施のためにかけていたコストや時間の削減や移動時間などをなくすことで、応募者・面接官両方とも負担を軽減できるため、万全の状態で面接を受けることができます。
多くの応募者とマッチングできる
対面だと、地方や海外にいる学生との面接や面談が難しいのが現状でした。ですが、Webは通信環境が整っていればどこにいてもできます。地方や海外にいる学生も気軽に応募できるため、たくさんの応募者と触れ合う機会があります。複数回の面接が容易くなったことから、採用のミスマッチも防ぐことができます。
面接データの共有で、面接スキル向上とノウハウの蓄積に繋がる
Web面接システムには、応募者との面接を録画する機能があります。これは面接データを後で見返すことができる機能です。面接データを見返せることで、面接官の評価の軸を統一したり上司からフィードバックをもらうことができ、面接官のスキル向上に繋がります。
また、面接をしたことがない社員に対してのイメージ材料にもなり面接ノウハウの蓄積に繋がります。
録画面接は書類選考の代替手段に。優秀な人材の見落としなし
録画面接とは、スマホやパソコンで録画した動画をもとに選考をする新しい選考方法です。
企業があらかじめ設定した質問に対して、応募者が好きな場所・時間にアンサーを動画で撮り、録画した動画を企業に送信します。
場所・時間に縛られることがないので、応募者は気軽に録画面接を受けることができます。また、企業側は書類選考で判断できなかった人柄や雰囲気なども録画面接なら可能です。多くの応募者がいるため、優秀な人材を見極め見落とすことなくアプローチすることができます。
書類選考は文面であるため、応募者もめんどくさいという理由で応募を辞める人も多いです。ですが、録画面接は動画を取るだけなのでそんなに多くの時間を使わないという応募者のメリットでもあります。
Web説明会や集団面接にも対応
Web面接システムでは、Web説明会や集団面接にも対応しています。Web説明会では、1回に多くの学生を集めて行うことができ、リアルタイムで資料や映像を配信することが可能です。また、集団面接も対応しており、面接会場への移動時間や交通費もかからないので、より学生が参加しやすく負担の軽減にも繋がります。
Web面接システムのデメリット
メリットの多いWeb面接システムでも、やはりデメリットもあります。
ここでは、デメリットについて説明していきます。
通信環境が悪いとトラブルが起こりやすい
どのWeb面接システムを使っても同様に言えることですが、インターネットを介して接続している以上、面接官・応募者、どちらかでも通信環境が悪いと声が相手に届かなかったり画面が乱れたりします。最悪、接続をし直すだったり、後日日程を設けてもう一度面接をやりなおすと二度手間になってしまう可能性があります。
最悪の事態が起きたときに、すぐに対応できるように事前に対応の仕方を社内で共有して準備しておきましょう。
表情や雰囲気などの判断が難しい
画面上では、応募者の容姿の細かな部分まで判断することが難しいです。
応募者のパッションをなかなか掴むことができないし、話していても相槌をしてくれないと聞いているのか不安になることがあります。やはり、対面だと応募者の空気や顔の表情はわかりやすいので、この点に関しては対面ならではのメリットです。
なお、Web面接の応募者にとってのメリット・デメリットについてはこちらの記事をご覧になってみてください。
応募者の8割がまたWeb面接を受けたいと回答 Web(録画面接)応募者1000人以上を対象に行ったアンケート(2019年…
無料Web会議システムの解説とWeb面接専用システムの違い
無料Web会議システムの「Skype」や「zoom」などを遠方の仕事相手との打ち合わせで活用している方もいらっしゃるのではないでしょうか。採用面接も同様に、「有料のWeb面接システムではなく無料Web会議システムで十分」と考える方もいらっしゃると思います。そこで、無料ビデオチャットツールと上記で説明したオンライン・録画面接に特化したWeb面接専用システムとの違いを紹介します。
無料Web会議システムは採用で使えるの?
無料Web会議システムでも採用で使えます。ただし、機能が限られます。
スケジュール管理や録画機能は無料システムでは使うことができません。また、無料Web会議システムだと大概IDの登録作業が必要となります。有料のWeb面接専用システムに比べると色々と時間がかかったり、面倒くさい作業をしなければならないこともあります。
無料Web会議システムのメリット
機能は限られるが、無料で面接できる
無料である分使える機能は限られます。時間制限であったり、レコーディング機能がなかったりと有料のWeb面接専用システムと比較すると使える機能が限られます。しかし、無料であることはとても大きなメリットです。
無料Web会議システムのデメリット
通信障害が起きる可能性がある
無料であるため、通信障害が起こらないようにするためのリソースがないため、画像が乱れてしまったり音声が聞こえづらくなることがあります。
また、同じルームに多くの人数で面接や会議をしていると混雑してしまい通信障害が起きやすくなります。
安全面の心配がある
上記同様、セキュリティに対するリソースがないので、下手したら盗聴されたりする危険性があります。セキュリティレベルが低い無料Web会議システムを使うとアカウントを情報が漏れたりする可能性があるので危ないです。無料Web会議システムは、無料で良いのですがデメリットを見ると手を出しづらいかと思います。やはり、しっかりセキュリティも通信障害のなくストレスのない面接や会議をするなら、有料のWeb面接専用システムを使うことをおすすめします。
まとめ
Web面接システムのメリット・デメリット、無料Web会議システムとの違いなどについて説明してきました。いつでもどこでも面接ができ、これまでの面接のあり方を変えることができるWeb面接システム。採用までの工数やコストの削減とともに、応募者数との面接実施率を大幅に向上させ、劇的な採用効率アップの実現を期待できます。導入していない企業は、Web面接システムの導入を考えてみてはいかがでしょうか。
弊社では、「インタビューメーカー」というWeb面接特化型システムを提供しています。また、インタビューメーカーは無料プランも用意してあります。Web面接システムってどんな感じなのかと思う方や初めて導入してみようと思う方は、ぜひ無料プランで体験してみてはいかがでしょうか。ご興味のある方には、まずはお気軽にお問い合わせくださいませ。