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面接の手応えと採用結果は一致しないことも
面接を受けていると、面接官の応対が良いように感じられることがありますが、そのような時ほど、就活生は面接で手応えを感じるのではないでしょうか。
しかし、面接で手応えを感じたにもかかわらず、実際には「不採用」の連絡が届いて、がっかりしてしまうこともあるでしょう。
なぜ、手応えを感じたはずの面接で、不採用になってしまうのでしょうか。

採用するつもりでいたが、他の面接者の評価が高かった
良い流れの面接であっても不採用となってしまう理由としては、採用するつもりだったが、他の面接者を採用することになったことが考えられます。
面接者に対し、面接官が面接を行った場合、採用基準を満たしていれば、採用しようと考えていることがあります。
しかし、企業の採用者数には限りがあり、採用しようと考えていた面接者を、やむを得ず不採用としてしまうことがあるのです。
その理由としては、他に評価の高い面接者がいたことが考えられます。
そのため、あと一歩のところで不採用となってしまった、ということもあり得るのです。
採用するつもりがなく、無難な質問にとどめただけ
採用が決まりそうな場合ほど、穏やかな雰囲気で面接が進むことが多いですが、逆に、採用するつもりがなかったために、面接官としては無難な質問にとどめておいたということも考えられます。
面接官が、面接者を採用しようと考えている場合、より深く面接者のことを理解するために、あえて厳しい質問を投げかける場合があります。
つまり、見込みがある面接者ほど、面接者としては「採用されないのではないか」と感じるような面接となる場合があるのです。
逆に、面接官にとって、面接者に見込みがないと感じられれば、厳しい質問をする必要がないと考えるために、簡単な質問で済ませてしまうケースもあるのです。
誰に対しても、和やかな雰囲気で面接を行っていた
また、面接官は、面接者の採用、不採用にかかわらず、誰に対しても和やかな雰囲気で面接を行っていることもあります。
その理由としては、企業のイメージを損なわないようにすることが考えられます。
面接者に対して、圧迫面接などの厳しい面接を行う企業もありますが、SNSが普及している現代では、マイナスイメージとなる面接は口コミで広がりやすく、企業のイメージを損ないやすくなってしまいます。
その点、和やかな雰囲気で面接を進めることができれば、面接の結果はともかく、面接者としては、落ち着いた雰囲気の企業という印象を受けることでしょう。
面接官としての経験が長いほど、採用するつもりがない面接者に対しても、和やかな雰囲気で面接を進めやすくなるのです。
このことから、面接で手応えを感じても、企業から採用通知が届くまでは、気を抜くことができないことを理解しておくと良いでしょう。
(画像はPixabayより)