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回答の順番は、もしかして評価の順番なの?
集団面接を行うときに気になることは、面接で回答する順番ではないでしょうか。
面接の順番が最初になったときは、「なぜ、私が最初なんだろう?」と疑問に感じるかもしれません。
逆に、面接の順番が最後になったら「面接の順番が最後なのは、評価が低いからだろうか?」と感じるかもしれませんね。
集団面接における「順番」には、どのような意味があるのでしょうか。
集団面接の順番に大きな意味はない
集団面接を受ける側としては、面接で回答する順番が気になることがありますが、実際には、集団面接の順番には大きな意味はないとされています。
集団面接の順番として考えられることは、エントリーを受け付けた順番や、氏名を五十音順に並べて早い順、ということがあります。
ただし、あらかじめ決めておいた順番を、面接を行いやすいように一部変えるケースも見られます。
例えば、同じ学校の学生が一緒に面接を行わないようにすることや、遠方から出席する就活生が面接を受けやすいように、遅い時間帯に集団面接を行うことなどです。
そのため、集団面接では、特に順序を気にする必要はないと言えます。
最初に回答する場合に気をつけたいこと
集団面接で最初に回答する場合に気をつけたいことは、難しい質問を受けたときに、答えに詰まってしまいやすい点です。
最初に回答するのはプレッシャーを感じやすく、間違った回答をしたり、答えに詰まったりすると、「失敗してしまった」と感じることがあります。
そこで、自分に自信を持って堂々と答えることを心がけましょう。
「もしかしたら、間違った答えかもしれない」という内容であったとしても、堂々と回答する姿勢は、面接官にとって良い評価となりやすいのです。
堂々とした姿勢で回答することができれば、次に回答する面接者に対しても、プレッシャーを与えやすくなるメリットもあります。
順番が真ん中の場合、回答で気をつけたいこと
回答する順番が真ん中の場合に気をつけたいことは、面接官から目立ちにくくなることです。
最初の回答者や最後の回答者は、面接官にとって印象が残りやすくなりますが、順番が真ん中の場合、インパクトのある回答をしなければ、面接官から見た場合、印象が薄くなることがあります。
そこで、先に回答した人たちと異なる意見の場合は、明確に自分の意見を主張してみましょう。
逆に、先に回答した人たちと意見が同じ場合は、自分になりの意見を追加することで、意見を差別化したものにすると有効です。
面接官に対し、先に回答した人たちとはひと味違う、という印象を持ってもらうことがポイントです。
最後に回答する場合に気をつけたいこと
集団面接の最後に回答するときに気をつけたいことは、回答しようとした内容を、先に回答した人たちにほとんど言われてしまっているため、オリジナル性の高い回答をしなければならない点です。
先に回答した人たちと全く異なる回答であれば問題はありませんが、もし、先に回答した人たちと同じような回答になりそうな場合は、「補足」という形で、回答する内容をより詳しくする方法が有効です。
先に回答した人たちは、即座に回答しなければならないため、回答に深みを持たせにくくなりますが、最後に回答する人は、じっくりと考える時間があるので、より説得力のある回答ができることでしょう。
面接の順番については特に気にせず、面接でいかに自分の意見を述べるか、という点に集中しながら面接に臨んでみましょう。