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GABはSPIに次いで2番手である
近年、採用選考過程において、SPI(適性検査)を導入する企業は少なくありません。
一方、適性検査として「GAB(ギャブ)」を出題する企業が増加しています。
GABは、主に新卒採用候補者に対する総合適性検査であり、正確性、情報処理速度が求められます。
総合商社・専門商社、金融・証券、コンサルティングなどの業界にて、新卒総合職の採用選考過程で使用されます。

GABは主に情報処理能力と論理的思考を測る
GABは能力検査と性格検査にて構成されています。
能力検査には2科目(言語、暗号)あり、独特な形式・内容が特徴的です。
企業は、GABにより新卒採用候補者の情報処理能力、論理的思考を測定しています。
能力検査の言語では、250〜500文字程度の論説文が出題されます。
Web形式では長文13題52問25分、長文1題に設問4問となります。(筆記形式は長文8題15分)
文章構成などに関する問題を通して、論理的思考力を測ります。
言葉(漢字、成句など)の意味は問われません。
計数は、図表の読み取りが出題されます。
Web形式では35問35分です。(筆記形式は20問20分)
図表の法則性に基づいて関連値の割り出し、数的処理などが求められます。
事前対策を行い、問題パターンや形式に慣れることが重要です。
性格検査は70問程度20分となります。
性格検査は、企業が求める人物像であるのかを見極める目的にて行われます。
類似した問題により、採用候補者の性格が分析されます。
それゆえ、一貫性をもって回答しましょう。
筆記形式とWeb形式による相違は制限時間と問題数である
GABは、Web形式「Web GAB」と筆記形式の2種類あります。
WEB試験は自宅、企業が用意した会場、テストセンターにて、指定期間中、個々のタイミングで受験可能です。
筆記試験は企業が用意した会場にて、企業が指定した日時にて実施されます。
形式による相違は、制限時間と問題数です。
Web形式は制限時間80分、筆記形式では制限時間90分となります。
Web形式は、筆記形式と比べ、より速い情報処理が求められます。
事前対策により情報処理能力を高める
GABは、制限時間に対して問題数が多いです。
制限時間内にて多くの問題に回答するには、正確な情報処理能力が必要不可欠です。
GABの能力検査では、問題集や対策本にて問題のパターンや傾向を見抜き、大まかな計算のみで選択肢より直観的に回答を選べるなど要領よく解けるように演習を繰り返し、問題に慣れておくことが重要です。
(画像はPixabayより)