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長年利用されてきた「内田クレペリン検査」
就職試験で行われる検査の一つに「内田クレペリン検査」があります。
内田クレペリン検査は、長年にわたって実施されてきた検査ではありますが、就活に取り組んでから初めて聞いた方もいるのではないでしょうか。
内田クレペリン検査とはどのような検査で、どのような対策が効果的なのでしょうか。
内田クレペリン検査について、詳しく調べていくことにしましょう。

内田クレペリン検査とは?
内田クレペリン検査とは、企業の採用者が、企業に入社を希望する人の性格や特性を簡単に見極めることを目的として開発された検査のことです。
内田クレペリン検査が開発されたのは昭和初期と言われており、適性検査の中でも長く利用されてきた検査と言えます。
内田クレペリン検査で使用される用紙をみると、たくさんの数字がびっしりと並んでいますが、内田クレペリン検査では、用紙に並んでいる一桁の数字を左から右の順番に足し、数字と数字の間に、計算した答えの下一桁のみを記入します。
たとえば「6」と「5」が並んでいれば、「6」と「5」の間に「1」と記入します。
このような計算を、決められた時間内に連続して行います。
内田クレペリン検査の結果からは、作業スピードの速さ、作業をムラなく一定のペースで行えるか、ということや、計算結果の正誤から、正確な作業が行えるか、という点が読み取れます。
内田クレペリン検査は、どんな対策が最適?
連続して足し算を行う内田クレペリン検査ですが、大切なことは、あわてることなく落ち着いた気持ちで計算を行うことです。
数字が苦手な方ほど、用紙に記入された大量の数字を目の前にして、目がくらんでしまうかもしれませんが、一つ一つ、確実に計算を行うことを心がけましょう。
また、検査中には、計算を間違えたり、行が変わるタイミングで一行飛ばしたりすることがあるかもしれません。
そのような場合も、計算ミスは斜線で消すこと、また、行を飛ばした場合は、あせらずにそのまま計算を続けることがポイントとなります。
そのほか、前半に速いスピードで計算を行うと、後半に疲れてしまい、計算スピードが遅くなってしまうことがあります。
そのような場合「作業にムラがある」と判定されてしまうことがあるので、前半に速いスピードで計算しすぎず、一定のペースで計算していきましょう。
どんな企業や業界が利用している?
内田クレペリン検査は、長い間利用されてきた検査と言うこともあり、業界を問わず、多くの企業で利用されている傾向があります。
広く利用されている内田クレペリン検査ですが、長い時間にわたって計算問題を行わなければならないため、後半ほど計算がつらいと感じてしまうことがあります
あわてず、一定のペースを守りながら計算を行うことが、内田クレペリン検査では効果的と言えます。
(画像は写真ACより)