就活の準備はいつから?することは?有効な対策をいち早く始めよう

氾濫する情報に惑わされない!

企業側が積極的に人材確保へと動く超売り手市場といわれている昨今の就職環境ですが、実際には業種・業態によって偏りもあり、本当に売り手市場なのか実感できなかったという声も聞かれます。

売り手市場続きだから楽勝!と甘く見ていたら、内定を一つももらえなかった・・・なんてことにならないよう、就職活動では十分に情報を収集し、準備万端で挑むようにしましょう。

とはいえ、開始するタイミングも人それぞれ、本格的に開始しようと決めたものの、何から手をつければいいのか分からないという方も少なくないのではないでしょうか。

本屋に足を運べばあふれる就活関連本、ネット上にあふれる噂、先輩からのアドバイスなど、あふれる情報にますます混乱するといったこともあるでしょう。

そこで今回はこれだけは押さえておきたい本当のポイントとして、やっておくべき準備とその進め方をご紹介します。

スケジュールをチェック!

まず就職活動全体のスケジュールと流れを確認しましょう。

2019年の就活における経団連の憲章では、ナビサイトと説明会の解禁が3月1日、面接の解禁が6月1日となっています。

3年連続でこの方針がとられており、大手企業を中心にエントリーシートの提出期限は3月下旬~4月下旬に集中していることをみると、およそこの日程に変化はなく実施されていくでしょう。

ただし面接開始の時期については、実質的にほとんどの企業がこれを守っておらず、4月~5月にキャリア面談などの名称で面接選考を実施、6月1日にはかたちだけの最終面接や顔合わせを行っているような状況です。

よって、憲章発表を真に受けた予定では大きく出遅れてしまいますので十分注意し、可能ならば大学3年の夏休み前、6~7月(入社前年の初夏)頃には自己分析や業界研究など、活動の準備を始めましょう。

夏休みや冬休みの長期休暇シーズンには、積極的にインターンシップへ参加するように心がけます。

3月にはスムーズにエントリーシートを記入できるよう、年内~1月には自己分析を、2月までには業界・企業研究を済ませ、興味関心や適正、志望動機などをはっきりさせておく必要があります。

年明けからは、成績証明書の手配など必要な手続きも大幅に増えてきますから、より細かなスケジュールを立て、もれなく計画的にこなしていかねばなりません。

企業のリクルーターも本格的に活動を開始しますから、新卒向けの企業研究セミナーといった重要イベントの開催も増加します。

希望する業界・企業のものについては、開催情報を早めに入手して参加を計画に入れておきましょう。

また、早い企業では4月に入ると筆記試験が始まってきますから、2~3月には出題形式での試験対策を終えておくことが望ましいですね。

こうして春休みにエントリーを実施、短期決戦で試験・面接が展開され、10月には内定式となります。

二次募集などもありますが、一般的に枠や対象企業が少ないものとなりますから、早めを意識してスケジュールを作成、流れをつかんでおきましょう。

インターンシップの意義

インターンシップには非常に多数の参加意義がありますから、早期のサマーインターンからぜひ応募してみてください。

就活開始直後のサマーインターンでは、応募から書類選考、面接といった就活本番での選考をミニサイズの流れで経験することができます。

身をもって先に流れを経験しておけることは、後々非常に大きな強みとなるでしょう。

また現場に入ることで、イメージや資料では分からない、その企業や職種で真に求められる力は何なのか、自分の適性はどこにあり、それとのマッチングはどうかといった点に気づくきっかけを多く得ることができます。

これによっていわゆる就活本などからは読み取れない実感からの職種に対する知見を得たり、業務の実際を踏まえた再検討を行ったりすることが可能になるでしょう。

共同作業を通じ、今後の就活において貴重な情報共有源となる仲間のネットワークをつくることもできるかもしれません。

サマーインターンは、企業側も認知度を高める点に重点をおくケースが多くなっていますが、ウィンターインターンなど後期のものになると、実際の選考と直結していることもしばしばで、参加実績から早期に内定を出したり、活躍が期待される人材を通常とは別の優先選考ルートにのせたりしていますから、興味のある企業のものはとくに重視し、参加するようにしておきましょう。

就活本や先輩経験談の参考はほどほどに

業界分析・研究や自己分析、エントリーシートの作成、面接対策などにあたり、客観的な視点も加えてより成功を引き寄せるため、質の高い就職活動を展開するため、いわゆる就活本やOB・OG訪問、先輩の経験談などを参考にしたいと考えるのは自然なことです。

より自分の適正を見極めたり、志望動機を固めたりするよい契機になりますし、志望度の高い職種、企業のOB・OG訪問などは、面接対策にもなります。

しかしあまりにその内容を鵜呑みにしてしまうのは考え物です。

これらのアドバイスの中には、グループディスカッションでの具体的な位置取りや、受かる自己PRの仕方などを細かく指南するものもありますが、真偽のほどは定かではありません。

なぜなら採用された本人もその理由は知らされないのであって、本人が考える内定勝ち取りのポイントと採用担当者が決め手としたポイントが一致しているとは限らないからです。

業界分析・研究も、あくまで自分が何のために働きたいか、どんな価値観や適正をもっていて、それを活かした仕事として何を選ぶのかを明らかにすることが最重要目的であり、他の人がその人の価値観で下した評価や見解は、惑わせる種になっても有益な何かになることはありません。

就職活動の進め方や筆記試験対策で役に立った方法、情報収集を効率よく行う上でこうするとよかったといったおすすめ法など、実際に経験した人だからこそ語れる生の意見として、参考になるものはもちろんあります。

「これで内定が出る!」といった謳い文句に惑わされず、事実と意見をきちんと見極めて、自分の就職活動の“参考”として活かすように心がけましょう。

いかがでしたか?個々の就職活動のかたちに“これ”という正解はありません。

だからこそしっかりと準備を行い、自分で考えて行動することが重要です。

苦労することも多いかと思いますが、そうしたひとつひとつが社会人になっても役立つ基礎になりますし、後悔のない成功といえる就活のゴールにつながるものです。

ぜひ早めの対策でスムーズなスタートを切ってくださいね。

(画像はイメージです)

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