同職種・同業界のアルバイト経験は有利になる
アルバイトは、接客スキル、ビジネスマナー、電話対応など社会人に必要な基礎的能力が身に付く経験となります。
大学生活におけるアルバイト経験は、就活にて自己アピール材料として活かせます。
なかでも、同職種・同業界でのアルバイト経験は、就活に有利になるといえます。
というのは、学生に応募企業・職種に対する理解があるので、企業や仕事選びの点で、ミスマッチを避けることができるからです。
一方、企業は、学生のアルバイト経験から、企業への帰属意識や定着度、応募職種に対する適性(専門知識、スキル・能力など)を知ることができます。
特に、同職種・同業界における業務経験がある学生については、即戦力になる人材であると評価することもあります。

丁寧な接客業は対人スキルが身に付いて有利になる
企業説明会への参加、面接での受け答えなど、就活において対人スキル(ビジネスマナー、接客スキル、コミュニケーション力)が必要となります。
多くの企業は、基本的なビジネスマナーを心得ている、コミュニケーション能力がある人材を求めます。
したがって、対人スキルを身に付けることのできるアルバイトは、就活を有利にする要素になるといえるでしょう。
対人スキルは自己の感情をコントロールし、相手の感情を把握したうえで適した行動をとる能力であり、円滑なコミュニケーションには必要不可欠です。
円滑なコミュニケーションは信頼関係を構築し、あらゆる仕事において求められます。
対人スキルは、例えば「丁寧な接客業」で学ぶことができます。
一流ホテルのフロントスタッフ、格式高いレストラン、結婚式場スタッフなどが挙げられます。
一般的に責任が大きく、厳しいと感じるアルバイトです。
このような仕事は礼儀やマナーに厳しく、正しい言葉遣い、笑顔、社会人としての立ち振る舞いなどを身に付けることができるので、就職活動でも有利です。
例えば、客室乗務員(CA)は、重責で臨機応変な対人スキルが求められる接客業である為、これまで説明したようなアルバイト経験が有利になるといわれます。
コールセンター業務は電話対応スキルが身に付いて有利になる
電話対応スキルは社会人の基本であり、好感があって明瞭簡潔な電話対応ができる人材は重宝されます。
その為、コールセンターのアルバイト経験も、就活において有利といえます。
コールセンター業務は正しい敬語や言葉遣いが身に付き、意識せずに丁寧な会話ができます。
また、クレーム対応経験は傾聴力や判断力など問題解決に必要な能力が鍛えられるので、就活に活かすことができます。
さらに、問題解決力が身に付くことにより、面接において的外れで見当違いな回答が避けられ、返答が難しい質問に対しても落ち着いて返答できる能力を身に付けることが期待できます。
アルバイトの経験は、社会人に必要な基礎的能力が身に付く機会になりますので、就活にて自己アピール材料としてアルバイト経験を活かしてみてはいかがでしょうか。
(画像はPixabayより)