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地方就活生が成功を掴む秘訣
就活は、必ずしも地元で行うとは限りません。
都内を目指し、地方から遥々就活にやってくる就活生も多くいることでしょう。
そんな地方就活生は、都内の就活生と比べると不利だと言われています。
その理由は様々ありますが、不利な点を知り、しっかりと対策を立てることが成功への秘訣です。

地方就活生が不利な理由
なぜ都内の就活生よりも地方就活生が不利だと言われるのかと言うと、やはり時間や金銭面での問題があります。
都内の就活生は近隣に企業がたくさんあるので、合同説明会や就活セミナー、企業の説明会や面接などへ出向くにも、時間も費用の少なくて済みます。
しかし、地方の就活生はセミナーや説明会、面接の度に都内まで移動しなければならないため、時間もかかりますし、交通費などの費用が膨大にかかるのです。
また、セミナーや説明会に参加しにくい状況にあるという意味で、情報収集が行いにくい環境でもあります。
都内の就活生のように、頻繁に企業と接触する機会がないため、情報も少ないですし、面接慣れしにくいという点でも不利なのです。
地元での情報収集
就活生が情報を集めるには、合同説明会や企業説明会への参加が大切ですが、地方就活生にとって、都内にある企業の説明会に出向くことは、金銭面でも時間の面でも、かなりの負担になります。
そのため、まずは地元で集められる情報を集めておくことがポイントです。
大学の先輩やOB・OGなどに就活の実体験を聞く他、企業によってはWEBでの就活セミナーを開催しているところもあるので、上手く活用しましょう。
ウェブ就活セミナーなら、時間も場所も囚われずに受けられる上、企業の説明や質疑応答、社員との対談などもできるので、しっかりと情報収集することができます。
就活費用は事前に用意
就活にはお金がかかるものですが、地方から就活のためにやってくる就活生は、ホテルや交通費など、より多くのお金がかかります。
新卒採用支援事業を行っているサポーターズによれば、就活における就活生の出費は全国平均で16万円だと言われています。
ただし、関東圏の就活生では平均13万円にとどまっているのに対し、地方就活生の出費は平均19万円と、やはり首都圏と比べると高くなっています。
説明会やインターン、面接など、就職のために欠かせない移動だけでも多額の費用がかかるので、大きな負担だと言えます。
就活を都内で行う際には、都度地方から足を運ぶよりも、月決め賃貸マンションや短期賃貸マンション、可能であれば友人や親戚の家を訪ねるなどして、都内を一時的な拠点にするという方法があります。
面接の練習を入念にしておく
いざ面接を受ける段階になった時も、地方就活生には不利な点があります。
それは、都内の就活生のように、インターンや企業面接などの機会が少なく、面接経験が浅くなりやすいためです。
ほとんど練習をしないまま本番を迎えることになりやすいです。
面接慣れしている就活生よりも不利になってしまうことを防ぐためには、就活のピークと言われる8月9月を迎える前に、面接に慣れておくことが必要です。
面接に慣れるためには、夏休みなどを利用してインターンに応募し、面接を受けたり、ベンチャー企業や中小企業に応募して、何社か面接を受けたりしておくなど、早めに準備を始めましょう。
大学3年生の内に、夏休みなどの長期休暇を上手く利用し、場数を踏んで慣れておくことが就活を有利に進める秘訣です。
情報量を集めるために上京する
費用面でも、都内にマンションなどを借りて活動した方がよいとお伝えしましたが、それは情報収集の面でも同じです。
都内では頻繁に企業の説明会や面接が行われている一方、地方では情報が限られています。
情報が入りにくい環境では、就活の有効な対策を勉強することも難しいですし、現地にいる方が情報が入ってきやすく、有利なのです。
マンションなどを借りて都内に拠点を持つことで、長期間にわたって就活を行うことができますし、こまめに説明会などに参加して情報を収集することができるのです。
とは言え、あまりにも早い段階から都内に進出してしまうと、賃料だけでもかなりの出費になりますから、就活が本格化する前から都内にマンションを借りるようにするとよいでしょう。
また、就活生同士で情報を共有し合うことも、情報源が限られている地方就活生にとっては重要なポイントです。このように、地方から都内の企業への就職を求める人にとって、都内の就活生よりも条件が悪いことは理解しておく必要があります。
その上で、早めに面接準備をしておいたり、都内に拠点を移して、フットワークを軽くしておいたりと、条件を整えていくことが大切です。
(画像はPixabayより)