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第二新卒の定義
新卒として、大学などを卒業後すぐに就職した後、3年以内に早期退職してしまった人たちを第二新卒と呼びます。
明確な定義はないものの、25才ぐらいまでの、多少の社会人経験がある人を指します。
第二新卒と言うと、早期退職した人と言う意味で、マイナスの印象を持たれることもあります。
しかし、今は売り手市場ということもあり、新卒で入った人たちが早期退職してしまった時の補填要員として、需要が高まっているのも事実です。
ここでは、第二新卒の強みなど、就職で活かすべきポイントを紹介します。

第二新卒の強みを考える
第二新卒の強みは、新卒よりも社会人経験があり、基本的なマナーを教えなくてもよいこと、一方、まだ若く吸収力が高いことがポイントとなります。
さらに、もしも最初に就いた仕事と同じ業種に就職する場合には、経験を活かし、即戦力として活躍することも十分に可能となります。
就活の時期を考える
第二新卒は就活の時期を考えることも大切です。
企業側の状況に合わせて就活するという観点からすれば、おすすめは3月と言えます。
1月から2月は決算のため忙しいことが多いため、それが終わった3月に企業が募集を始めることが多いからです。
そのため、3月に内定をもらうことに照準を合わせて準備を進めていくとよいでしょう。
3月頃に就職を決めると、4月に新卒と同じタイミングで入社できるため、会社としても教育を同時行うことができるので、助かります。
ただし、3月から就活を始めたのでは書類選考から一次面接、二次面接を経て採用までこぎつけるのに時間がかかります。
就職の目的を明確に
第二新卒は、一度仕事を辞めているわけですから、今度の仕事も辞めてしまうかもしれないというマイナス印象は避けられません。
特に、人間関係や給与面、仕事が合わないなどの理由で、次もすぐに辞めてしまうと判断されることもあります。
それを払拭するためには、この企業で何をしたいのか、成し遂げたいのかを明白にしておくことが重要です。
スキルアップを目的にしているのであれば、具体的にどのような仕事がしたいのか、どのようなスキルを身につけたいかなど、就職にかける思いをしっかりと伝えていくことが大切です。
第二新卒の面接の注意点
新卒の面接と第二新卒の面接は異なります。
第二新卒の面接ではリクルートスーツではなく、通常のスーツを着るのが一般的です。
その際にはストラップは派手な柄が入ったスーツを避け、落ち着きのある、無地に近いものを選ぶようにしましょう。
特に男性は、ダブルボタンやピンク色のネクタイ、シャツなどは避けて、白をメインに清潔感のあるコーディネートにすることがポイントです。
髪色や長さにも気を配り、シャツはシワのないものを選ぶ他、靴もキレイに磨いたものを用意します。
服装で第一印象は決まります。
頭から足下まで、面接では隈なく見られていることを意識しましょう。
第二新卒は早期退職していることもあり、新卒よりも厳しい目で見られるのが現状です。
しかし、前職での成果を見直し、自分のアピールポイントを見つけていくことで、新卒にはない武器を手にすることもできます。
第二新卒には第二新卒にしかできない方法で、就職を勝ち取りましょう。
(画像はPixabayより)