目次
はじめに
就活を始めている女子の皆さん、こんにちは。
アベノミクスの成長戦略の1つ「女性活躍推進法」が、2016年4月に施行されました。
この法律によって、女性が社会で活躍することが後押しされることになりました。
女子の皆さんが働く現場でも、ますます変化が起こりそうですね。
早速ですが、男女の違いは就活にどのような影響があるのでしょうか?
さて今回は、就活で特に悩みが多い「服装」と「企業選び」という2つのポイントについて、女子にとって大切なポイントを考えてみました。

服装の選択肢が広すぎる!
最近では、「就活はスーツで」という考え方が少しずつ緩和されてきています。
選考の中では、夏の暑い季節にはクールビズ、堅苦しい雰囲気でない会社ではオフィスカジュアル・私服の指定があり、男女ともに就活の服装が多様化してきました。
さらに、女子にはパンツスタイルのスーツとスカートタイプのスーツがあり、服装選びはなかなか難しいですよね。
また、女子は“ちょうどいい”メイクをしていかなければなりません。
ノーメイクだったり薄化粧すぎたりしても印象に残りませんし、厚化粧すぎると場違いな印象を与えてしまいかねません。
悩みの種の1つは、「自分の服装が周囲から浮かないか?」ということですよね。
ですから、説明会に行ったり、選考の前にオフィスを見学したりといった機会があれば、ぜひ社員の服装にも注目をしておきましょう。
選考に着ていく服は、その会社の社員と同じような服装で行けば間違いないと思います。
もう1つの悩みの種は、「面接官にいい印象を与えられるだろうか」という不安ですね。
確かに、自分の服装やメイクが原因で、印象が悪くなってはたまりません。
そこでおすすめしたい方法は、自分の服装をお父さんにチェックしてもらうことです。
面接官には、お父さん世代の社員が多いのではないでしょうか。
お父さんの目から見て問題がある服装やメイクでは、すなわち面接官に良くない印象を与えてしまうおそれがあることになります。
女子のための企業選びのポイント
就活序盤だと、「とりあえず知っている企業にエントリーをしておこう」という人も多いのではないでしょうか?
早めにたくさんエントリーをしておくということは、それだけ就活の終盤で余裕が出てくるためいいことでもあります。
しかし、エントリーをする会社はもう少し慎重に選んでみませんか?
エントリーは、就活の、そして人生のすべてを左右すると言っても過言ではありません。
当然ですが、エントリーした会社は選考に進むことができますが、エントリーしなかった会社には選考に進むことはできません。
「周りが就活を始めたから一応・・・」というスタンスで、やみくもにエントリーをしてしまうのはミスマッチの引き金にもつながりかねません。
では、会社はどのようにして選ぶのがよいのでしょうか?
会社選びの前に、まずするべきことは自分の将来を見つめることです。
自分のキャリアビジョンがあれば、そのようなビジョンが達成できる会社であるかを考えられます。
さらに説明会やOB訪問などで確かめることで、自分にふさわしい会社かどうかを判断できるようになります。
総合職は結婚できない、ってホント?女性のキャリアプランについて
女性にとって、キャリアビジョンは非常に重要です。
女性にとって人生の転機となるのは、結婚や出産です。
結婚や出産は自由ですが、仕事を続ける場合、両者のバランスをとることが求められます。
【総合職は結婚できない】というのは嘘です。
総合職は男性と同じ環境で働く以上、それなりに仕事量が多い職種であることには違いありません。
しかし結局は、「自分がどうしたいか」「自分が将来、どこに向かって突き進むことができるのか」ということにかかっています。
そのために、キャリアビジョンが重要になってくるのです。
就活の序盤である今このタイミングで、自分の将来を「見てみようとする」ことが今後の人生を分けるのだと思います。
キャリアプランを考えるとき、遠くの未来から逆算して考えると、イメージがしやすくなります。
あくまでも会社が求めるのは、仕事に意欲的で、目標に向かって頑張れる人です。
結婚や出産などを含めたライフイベントを踏まえて、その先に自分がどのようになっていたいか(仕事を通じてどのように成長していたいか)をぼんやりとでもよいので想像してみます。
そして自分は家庭に専念したいのか、それとも家庭も仕事を両立させたいのか、自分の目標に対して果たしてどのようにバランスをとっていけばよいのかを考えていきましょう。
細かいことは考えられないでしょうし、不測のイベントはつきものです。
結婚や出産はいつごろにしようか、仕事はいつまで続けようか、というプランを大まかな視点で考えてみましょう。
ビジョンが定まったら、会社選びへ
ビジョンが決まったら、会社選びは今までより簡単に感じるはずです。
仮に、結婚や出産ということはおいておき、仕事に没頭したいと考えるならば、女性が活躍できる職場を視野に入れるのがおすすめです。
また、出産や育児といった場面でも、できるだけ仕事をしていたいという人は、フレックスや時短などの制度や福利厚生が充実している会社を選ぶとよいですよ。
冒頭で、女性活躍推進法の話をしましたが、この法律が施行される30年前には、雇用の機会や待遇に男女間の差別的な扱いを禁止する「男女雇用機会均等法(均等法)」が施行されました。
均等法によって、女性の社会進出は今や当たり前となり、今はそこからさらに一歩前進しようとしている時代です。
大きな企業などでは、育児や出産があっても仕事ができる環境をつくり、多少のブランクがあったとしても、望む人には管理職に登用するなどのチャンスが巡ってくるようにしようという姿勢を強化しているところもあります。
しかし、女性活躍推進法ができたばかりで、実際には女性のための制度改革に本腰を入れはじめたところ、という会社も多くあります。
そのため、まだ取り組みの成果が出ていない会社もあります。
しかし、成果が出ていないからと言ってその会社を候補から外すのは安易です。
その会社は女性のための制度に対して現在、どんな取り組みをしていて、働き方改革や男性の育休取得といった時代のトレンドにもどれだけ前向きな姿勢であるのか、ということもよく考える方が、自分のチャンスを広げられるはずです。
女性が活躍するための法律が整備され、制度改革を前向きに取り組んでいる会社は増えています。
このような環境や制度を活用して、自分の望む人生に向かって突き進んでいけるかどうかは、あとは「自分次第」だとも言えます。
充実した人生を送れるよう、まずはキャリアのことを考えてみませんか?
(画像はPAKUTASOより)