目次
採用側が面接で何をチェックしているのかを把握しよう
新卒の就活で、最も神経をつかうのが面接です。
採用側はどのよう点に重点をおいて、その人の能力や人となりを評価しているのでしょうか。

面接時に気をつけたい5つのポイントについてまとめました。
気をつけるべきポイントさえを抑えておけば、質の高い面接が行えるので、通過率のアップも期待できます。
ポイント1:面接は前日から始まっている
面接は面接会場に着く前から、すでに始まっています。
面接日の前日は暴飲暴食をせずに早めに寝て、万全な体調で面接が受けられるようにしましょう。
前日に、面接時に持っていくものや服装を用意し、靴を磨いておくなど、必要な準備をすべてすませておくことも大切です。
面接日は緊張感が最高値にまで高まるので、思わぬ忘れ物やトラブルが発生することが多いのです。
トラブルを避けるためにも、早め早めに準備を終えて、会場にも少し余裕を持って到着するよう心がけましょう。
ポイント2:おとなしい性格でも構わないから明るく!
活発な性格の人や、人見知りをしない人はいいのですが、おとなしい性格や人見知りをする人は、面接官の前で萎縮してしまうことが多いものです。
性格がおとなしくても、採用には全く問題がありません。
しかし、暗い性格だと受け取られたら不利になります。
面接官の目を見て明るい表情で、はっきりとした口調で話しましょう。
ポイント3:立ち居振る舞いにも注意
面接会場での立ち居振る舞いにも気をつけましょう。
試験会場では姿勢を正し、身だしなみを整えて爽やかなイメージを演出してください。
エントリーシートなどの書類は、両手で手渡しましょう。
また、待ち時間に化粧直しをしたり、待機時間にスマートフォンをいじったり、喫煙をしたりするのもマナー違反です。
そして面接中に背中を丸めて座る、貧乏ゆすりをする、爪を噛む、腕組みをするなどの態度は面接官に不快感を与えます。
腕組みや貧乏ゆすりなどがクセになっている人は、無意識のうちにそのような態度をとることがあるので、十分に注意してください。
ポイント4:最低限のビジネスマナーを身につけておこう
正しい敬語を話すことは、最低限のビジネスマナーです。
また、面接が質問に答えるという形式であるかといって、自分だけが一方的に話をするのはマナー違反となります。
自己アピールに熱心になるあまり、面接官を無視して話をしていないか、注意しましょう。
特に、話が長いと、面接官に論理的な考え方が苦手だという印象を与えることがあります。
また、自分だけが一方的にしゃべるということは、コミュニケーションスキルが低いと受け取られて不利になるおそれもあります。
しっかりと質問を聞いて、面接官が何を知りたいかを理解することが大切です。
そして頭のなかで要点をまとめてから、なるべく簡潔に話すよう心がけましょう。
回答するときのコツは最初に結論を述べてから、その理由を答えることです。
例えば「好きな作家は誰ですか」と尋ねられら、「森鴎外です。その理由は3つあります。第1は……。第2は……。第3は……。以上の理由から、私は森鴎外が好きです」というように、結論、理由の順番で回答しましょう。
考えをわかりやすく伝えることができますよ。
ポイント5:家に帰るまでが面接
面接後は、緊張感が一気に緩みます。
特に面接会場から会社を出るまでは、まだ面接中であることを肝に銘じて気を抜かないようにしてください。
大きな声で話さない、社内ですれちがう社員には会釈をするなど、マナーを守りましょう。
社員は面接後の姿もしっかりとチェックしています。
そして会社を出た後でも、帰り道に携帯電話で大きな声で話しながら歩いたり、会社の近くの喫茶店で喫煙をしたりするのもNGです。
会社の近くでは社員や役員が、面接後の新卒生の様子をチェックしていることがあります。
そして、面接後にお礼のメールを送ると、採用側に好印象を与え採用率が高くなることがあります。
面接後にお礼のメールを送る学生は少ないので、採用側に強い印象を与えられるからです。
メールについても、だらだらとした文章ではなく、簡潔なものにしたほうが、好印象です。
言葉にならないメッセージが重要
面接では質疑応答ばかりに意識が向きがちですが、採用側は言葉にならないメッセージも非常に重要視しています。
話し方、立ち居振る舞いにも気を配りましょう。
面接の様子を客観的に知るために鏡の前で練習したり、ビデオに撮影したりするのもおすすめです。
(画像は足成より)