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働く上で重要なワークライフバランス
転職を考えるきっかけや理由は人それぞれです。
転職理由の1つに、ワークライフバランスがあります。
仕事とプライベートな時間、どちらかに偏ることなく、自分にとっての最適なバランスを保ちながら働くことは、長く働いていく上でも大切なことです。
しかし、ライフワークライフバランスを理由に転職をする時には、気を付けなければいけない点がいくつかあります。
面接時にマイナス印象を持たせないために
ライフワークバランスは、本人にとっては重要なことでも、伝え方によっては「使いにくい人」というレッテルを貼られ、転職で不利に働くこともあります。
面接では、直接的な表現を避け、ポジティブな印象を与えるように意識しましょう。
雇う側としては、会社の都合に合わせて動いてくれる人がありがたいというのが本音ですから、「自分(家族)の時間を大切にしたい」という理由では、求める人材から離れてしまう可能性があります。
面接では、とにかく相手にマイナス印象を与えず、自分の価値をいかに伝えるかがポイントです。
具体的には「プライベートな時間を使って、仕事の役立つことを吸収したい」「資格取得や勉強をして、スキルアップにつなげたい」などがよいですね。
上手な言い回しで、ポジティブな印象を引き出しましょう。
ライフワークバランスのよい職場とは
自分が転職先として考えている企業でより良いライフワークバランスを実現できるかどうかは、実際、入ってみなければ分からない部分もあります。
いくらインターネットなどを利用して情報を集めても、現場の声に勝るものはないでしょう。
知人などを通して、実際に働いている人の声を聞いておくと、ライフワークバランスを実現できるかどうか、おおよその判断ができるかもしれません。
また、転職エージェントも情報を持っていることが多いので、複数のエージェントから聞き出して情報を集める、と言う方法もあります。
エージェントからの情報がどのくらい信用できるかと言うのは、残念ながらエージェントの力量や知識にもよります。
偏りがなく、実のある情報を仕入れるためには、多くのエージェントを介して情報収集することをおすすめします。
残業の少ない業種
業種によって、残業が発生しやすいものとそうでないものがあります。
残業の多い職種に応募してしまうと、ワークライフバランスを重視した生活は難しくなるので、こちらも事前に調べておくとよいでしょう。
求人サイトのDODAが公開した調査結果によれば、残業が少ない業種は薬局や医療機器メーカー、クレジットカードなどの金融関連でした。
メディカル業界やメーカー業界では残業が発生しにくいようです。
また、外資系企業や会計士なども、ワークライフバランスのよい仕事として注目されています。
外資系企業の場合、オン・オフがはっきりしている点、日本の企業と比較して給与が高い点、有給休暇などの休みが取りやすい点が挙げられます。
一方の会計士は、繁忙期に偏りがあり、忙しいイメージが強かったものの、最近では残業を減らすための工夫がされています。
フレックス制を取り入れたり、子供を育てながら働く女性会計士を積極採用したりと、結婚や出産などで仕事に影響を受けやすい女性にとって、心強い動きがあります。
念入りな準備が大切
ライフワークバランスを重視して働くことは、特に家事や育児負担の大きい女性にとっては欠かせないこととも言えます。
転職活動を行う前に、しっかりとした情報収集を行い、転職後に後悔なく働ける準備が大切です。