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ロジカルシンキングは重要な面接対策
就職活動での面接の受け答えには、ロジカルシンキングの手法が欠かせないといわれています。
ロジカルシンキングとは、一貫して筋道が通った考え方のことです。
課題解決の方法を導き出すなど、合理的に判断したり、論理的にものごとを説明したりするための思考法をいい、自分の考えを、相手にわかりやすく伝えるための手法でもあります。
面接時の受け答えはもちろんのこと、入社後もプレゼンテーションや交渉、課題解決などさまざまなビジネスシーンで必要となるスキルです。
このため、面接官は受け答えを聞きながら、客観的かつ論理的に考えるスキルを持つ人材かどうかを判断しようとしています。
面接に合格するためにも、入社後に活躍するためにもロジカルシンキングのスキルは不可欠といえるでしょう。
今回は、ロジカルシンキングの初心者におすすめの、トレーニング法についてご紹介します。

ロジカルシンキングに関する本を読んで勉強する
ロジカルシンキングの初心者に最もおすすめのトレーニング法が、ロジカルシンキングの解説書を読むことです。
まず、ロジカルシンキングに関する本を読み、ロジカルシンキングとはどのような手法なのかを把握しましょう。
ロジカルシンキングにはフレームワークと呼ばれる、さまざまな考え方の雛形があります。
フレームワークを覚え、それに沿って考えていけば、自然と論理的な思考ができるように工夫されています。
フレームワークには「5W1H」、「帰納法」、「演繹法」、「ピラミッドストラクチャー」、「ロジックツリー」など、さまざまなものがありますが、書籍ではよく使われるフレームワークについても、詳しく解説されています。
初心者におすすめの書籍として、大嶋祥誉著『マッキンゼー流 入社1年目ロジカルシンキングの教科書』( SBクリエイティブ社)、安宅和人著『イシューからはじめよ – 知的生産の「シンプルな本質」』(英治出版)などがあります。
日常生活でロジカルに考えるクセをつける
本でロジカルシンキングについての大まかな内容を理解したら、次は日常生活でロジカルに考えるトレーニングをして体に覚えさせていきます。
会話やレポートでは、まず結論を提示し、次に結論へと至った根拠を説明するようにしましょう。
先に結論を述べ、次にその根拠を説明するクセをつけるためには、「自分は何が言いたいのか?」、「この目的は何か?」、「結論に至った根拠は何か?」を自問自答する必要があります。
常にこのように考えることで、論理的な考えが身につきやすくなるのです。
日常生活では曖昧な会話も多いので、すべてにロジカルシンキングを持ち込む必要はありませんが、友人とのディスカッションやゼミでの発表、レポートの作成など、ロジカルシンキングを鍛える機会を見つけて積極的に試してみましょう。
ロジカルシンキングの例題を解く
ロジカルシンキングの例題を解くのも、スキルを鍛えるために非常に有効なトレーニング方法です。
ロジカルシンキングの例題集の書籍が販売されていますし、インターネットでも多くの例題が公開されています。
「車を買い替えたいとパートナーに提案する合理的な方法は?」といった基礎的な例題から、帰納法や演繹法、ピラミッドストラクチャー、ロジックツリーなどのフレームワークを使って回答するものなど数多くの例題があります。
例題を一つずつ解いていくことで、ロジカルシンキングのコツが自然に身につき、論理的に考え、相手に伝えるスキルが向上します。
ロジカルシンキングで面接に差をつけよう
初心者向けのロジカルシンキングの、トレーニング法をご紹介しました。
ロジカルシンキングは自分の考えを面接官にわかりやすく、かつ論理的に伝えることができるので、有効な面接対策となります。
ロジカルシンキングを自分のものにすれば、面接への不安も軽くなるのではないでしょうか。
(画像はpixabayより)