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転職で天職を見つけるためには
転職というのは、今の職場や仕事に何らかの不満があって行うことですよね。
しかし、転職を通して、自分にとって本当にやりたい仕事にめぐりあえたら、生涯その仕事を続けたいと思えるでしょう。
そんな「天職」とも呼べるような仕事を見つけたいと願う人は多いことと思います。
それでは、転職を成功させるためにはどのようにしたらよいのでしょうか?

天職と適職
天職と言うのは、「天から授かった職業」という意味ですが、もう少し現実的な言い方をすると、その人の性格に合った仕事ということになります。
その仕事をすることが楽しくて仕方がなく、極端な話ですが、利益を度外視しても取り組みたいことが天職と言えるのではないでしょうか。
一方で、適職というのは、その人の志向や能力に合った職業を言います。
最近では、インターネットで簡単に適職診断できるようになりました。
質問に答えていくだけで、大まかな自分の適職を知ることができて便利ですよ。
しかし、適職というのはその人の能力などを考慮して引き出された結果なので、必ずしも本人がやりたいと思っている仕事とは限りません。
仕事は「もらう」のではなく「与える」という発想
適職はその人に向いている仕事であって、やりたい仕事とは限りませんから、適職が天職になる人もいれば、そうならない人もいるでしょう。
では、天職を見つけるには、どうしたらよいのでしょうか?
まず、仕事を通して誰かに何かを「与える」という、能動的な発想が大切です。
自分が行ったことで、人に何かを与える、喜びを与える、笑顔を与える、安心を与えるなど、能動的な発想を持つことで、仕事に対する意識が変わります。
自分から何かを与えるのだという姿勢で仕事に取り組めば、いつもの仕事にも積極的に向き合うことができるのではないでしょうか。
逆に、仕事は「与えてもらうもの」という受け身の状態では、いつまで経っても天職を見つけることは難しいでしょう。
心が満たされるものを見つける
次に、自分が何をした時に心の充足感を得られるかを考えましょう。
心が満たされる瞬間に気付いたら、それがどんな時なのか意識して考えてみましょう。
天職を見つけるヒントになりますよ。
天職になりやすい仕事とは
これまで説明したように、天職とは、熱中できる仕事です。
「もらう」ではなく、「与える」という感覚が大切であるように、やはり人に貢献する仕事は天職になりやすい傾向にあります。
分かりやすいもので言えば、消防士や医者など、人の命に関わる仕事、つまり人を助ける仕事が挙げられます。
こうした仕事は役に立っているという感覚をダイレクトに感じられるので、「天職だ」という実感を得やすいです。
もちろん、消防士や医者はなかなかなれるものではありませんが、人に貢献できる仕事を考えてみるのも一つの方法です。
また、周囲から期待を寄せられるような仕事も天職になりやすいと言えます。
自分1人でこなす仕事でやりがいを感じられる人もいますが、周りの仲間から認められたり感謝されたりすることで、わたしたちは充足感を味わうことができます。
次に、自分の得意分野を活かした仕事です。
得意なことですから、人よりも上手くできたり、早くできたりして、やりがいを感じやすいのです。
ただ好きというだけでは十分な結果を得られず、仕事として成功することは難しいですから、やはり得意であるということは大きな武器になるでしょう。
転職で天職を見つけるために
ただ何となく転職を繰り返しているうちは、天職にめぐりあうことはできません。
まずは、自分が何をしたいのか、どんなことに興味があり、何が得意なのかを知った上で、きちんと情報収集をし、転職先の企業を絞り込むことが重要です。
自分を深く知るところから始めることが、転職成功の秘訣と言えるでしょう。
(画像はPixabayより)