目次
「安定した職」ってなんだろう
「安定した職」に就きたい。いよいよ就職、となると多くの人が考えることでしょう。
「安定した職」に就きたい理由には幾つかありますが、単純に思い浮かぶその理由が果たして本当に正しいのかは、誰も簡単には答えられないのではないでしょうか。
「安定した職業」と「安定した会社」
「安定した職」として、最初にあげられるのは公務員です。
その他、上場している大手企業、電力など生活に欠かせないインフラ系、医師など特殊な資格が必要とされる職業や、どこの会社でも必要な営業職も含まれます。
ここで、考えたいのが「安定した職」とひとくくりにしても、そこには、「安定した職業」と「安定した会社」があることです。

「安定した会社」を望む理由
「安定した職業」は、資格系、またスキル、技術系で、「安定した会社」は大手企業、また、公務員に関しては試験に受かることが必須なため、イメージとしては職業と会社のちょうど中間といった感じかもしれません。
就職を考えた時、「安定した会社」を望む理由としては、まず安定した収入でしょう。
また、休み、福利厚生面の充実もあります。
もちろん、安定した会社が大手企業であることが多いことを思えば、いろんな意味でやりがいも多いことも魅力かもしれません。
しかし、まず、「安定」が最初にキーワードとして出てくるのならば、やはり、仕事内容よりも自分が身を置く環境が優先の考え方ではないでしょうか。
会社ではなく自分
仕事に対する考え方は人それぞれなので、それこそ自由ですが、環境だけで、就職を決めるのは、果たして「安定している」ことになるのでしょうか。
とうにわかりきっていることではありますが、大手企業でも倒産しないワケではないですよね。
むしろ、現在ではいつどこで何が起こってもあり得るのが現実でしょう。
スキルを磨かず、ただ会社にぶら下がっていては、いざという時、あっという間に路頭に迷うでしょう。
また、このいざという時は、すぐ起こりうる可能性があります。
そんな不安を抱えるのは、本当の「安定」には決してつながらりません。
会社でスキルを磨き続かなければ、「安定」は手に入りません。
つまり、本当の意味で「安定」しているのは、会社ではなく、職業、またもっと言えば、資格や技術、スキルがあることが必要です。
例え、会社とは全く関係なく、それが趣味であったとしても、人に与えられる、教えられる技術があるなら、それが収入となる道はあります。
自分のスキルが「安定した職」への近道
現在、終身雇用制度に対する希望が高くなっているといいます。
以前は当然の制度だったかもしれません。
しかし、昔のように、とはならないのでは?と冷静に現実を俯瞰できるのであれば、会社の枠を超え、どこでも通用する資格の取得、またスキルを磨くことこそが「安定した職」への近道となるのではないでしょうか。
(画像は写真ACより)