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個人面接と集団面接は全くの別物
自分ひとりで面接官と向かい合う個人面接に対し、複数の就活生が同時に挑む面接が集団面接です。
実は、事前に個人面接対策は万全に行っていても集団面接対策を怠っている就活生は少なくありません。
同じ企業で、同じ「面接」という言葉がついていても、個人面接と集団面接では見られているポイントが異なります。
今回は集団面接で気をつけるべきポイント6つをご紹介したいと思います。

悪目立ちしないこと
集団面接では同時に面接を受ける就活生が比較されているということを忘れてはいけません。
面接は絶対評価の場合も相対評価の場合もあるのですが、就活生同士の差はどうしても目につくポイントでしょう。
そのため、悪目立ちしないことが大切です。
声が小さい、表情が暗い、質問に対する返事が的確ではない、清潔感がない、マナーがなっていないなどの点で目立ってしまうと面接官に悪い印象を与えてしまいます。
質問には簡潔に答えること
集団面接で失敗しがちなところは、熱意を示そうとして必要以上に長々と話すことです。
いちどに複数の就活生が面接を受ける集団面接では1つの質問に対して自分の持ち時間は30秒から50秒、長くて90秒までであることを知っておかなくてはなりません。
特に「自己紹介をしてください」「自己PRをしてください」という質問には要注意です。自分を売り込もうとして長々と話すのはNGです。
簡潔にまとめて話すようにしましょう。
そして、どんな質問でも簡潔に結論から話すことが大切です。
他の人の話をきちんと聞くこと
自分への質問が終わったらホッとしますよね。
しかし、集団面接では自分が話す以外の時間も気を抜くことはできません。
面接官は他の人の話をきちんと聞いているかどうかもチェックしているのです。
他の就活生が話している時はその人のほうを見て、かるくうなずきながら話を聞きます。
きちんと他の人の話を聞いていないと、面接官に「○○さんの意見を聞いて、あなたはどう思いますか?」という質問をされた時に対処のしようがありません。
答えが重複しても気にしないこと
面接で答えが重複することはよくあることです。
特に志望動機などは内容が重複しやすい質問です。
自分が用意していた答えを先に言われてしまった場合、焦りますよね。
しかし、内容が重複していても堂々と答えることが大切です。
内容が重なっても一言一句同じわけではありません。
「先に言われてしまいましたが」「○○さんと同じで」などの前置きも一切不要です。
答えを丸暗記しないこと
面接の練習と言うとあらかじめ用意した答えを丸暗記する人がいます。
しかし、ある程度の答えを用意することは大切ですが、丸暗記した内容では面接官とうまくコミュニケーションを取ることが困難です。
答えを丸暗記してしまうと想定外の質問を投げかけられた時に答えに困ってしまうこともあります。
ある程度の答えを用意した後はその答えを軸にその場で考えて話す練習をしておくといいですね。
逆質問を用意しておく
ほとんどの集団面接では「最後に何か質問はありませんか?」という質問をされるでしょう。
これは「逆質問」と呼ばれており、この逆質問は自己PRをする大きなチャンスです。
質問があるということはそれだけその会社に興味があるということです。
面接官はこの質問によって本当にその会社を志望しているのかを見ています。
また、適切な質問をする力は仕事をする上で欠かすことができない力です。
その力があるか否かもこの質問で判断されているのです。
とっさに質問を考えるのは難しいため、事前にいくつかの質問を用意しておくのがおすすめです。
OB訪問などで感じた疑問点などを聞いてみてもいいでしょう。
(画像は写真ACより)