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あいづちがあるかないかで、面接の成否が決まる?
採用面接において、面接官が応募者からの質問に答える場面が多々あります。
ここで気をつけることは「あいづち」です。
面接官の話を聞くとき、あいづちがあるかないかでは、面接官の印象は大きく変わってきます。
それでは、なぜ、あいづちを打つことが大切なのでしょうか。
また、上手にあいづちを打つためには、どのようにすれば良いのでしょうか。

なぜ、あいづちを打つことは大切なの?
そもそも、なぜあいづちを打つことは大切なのでしょうか。
その理由は、あいづちを打つことにより、相手の話に共感していることを示すためです。
わかりやすく説明するために、面接官が話をしているとき、あいづちを打ちながら話を聞いている人と、あいづちを打たずに話を聞いている人がいるとしましょう。
あいづちを打ちながら聞いている場合、面接官は「自分の話を理解してもらえている」と感じ、応募者に対して信頼感を抱きやすくなります。
逆に、あいづちを打たずに聞いている場合、面接官は「この人は、話を聞くことができないのか?」と感じ、応募者に対して不信感を持ってしまいがちですし、話を聞くことができない人とは、一緒に仕事をしようとは中々思えないものです。
話を聞けない人に仕事を指示したとしても、その期待に応えてくれる可能性は低いですよね。
このことから面接における「あいづち」は非常に大切なコミュニケーションであると言えるのです。
このことから、あいづちは大切であると言えるのです。
あいづちは、相手のペースに合わせて打つことが大切
それでは、面接官に印象の良いあいづちを打つには、どのような方法が効果的なのでしょうか。
あいづちは漢字で書くと「相槌」となりますが、もともと相槌とは、2人の鍛冶職人が刀を鍛えるときに、刀に対して交互に槌を打つことを指します。
2人の鍛冶職人が交互にテンポ良く槌を打つ様子が、会話の様子にも当てはめられるようになったのです。
つまり、効果的なあいづちの打ち方は、相手の話し方のペースに合わせながら、うなずくこととなるのです。
相手が話し終えた後にすかさずうなずくことこそ、効果的なあいづちと言えるでしょう。
同意の言葉は、バリエーションを豊かに
さらにあいづちを効果的にするためには、あいづちを打つときに使う同意の言葉を豊富にすることです。
面接において、あいづちを打つときに使う言葉としては、「はい」が無難です。
しかし、あいづちを打つときに「はい」だけを繰り返していると、面接官は「聞き流しているのではないだろうか」と感じることがあります。
そこで、あいづちを打つときに使う言葉を増やしてみましょう。
例えば、「確かにそうですね」、「私もそう思います」、「はい、わかりました」というような言葉が効果的です。
あいづちを打つときに「はい」を繰り返すだけでは、感情がこもっていないように感じがちですが、「確かにそうですね」や「私もそう思います」などの言葉を付け加えるだけで、感情がこもったあいづちとなり、面接官としても話がしやすい雰囲気となります。
ただし、「なるほど」とあいづちを打つと、面接官にマイナスの印象を与える場合がありますので、控えておきましょう。
相手から上から目線ととらえられてしまう可能性があるためです。
面接で話を聞くとき、あいづちを打つことは大切なことですが、さらに一工夫を加えながらあいづちを打つと、より効果的です。
(画像は写真ACより)