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より効果的な方法は、OB・OG訪問
就職活動において、より効率的に内定を得るためには、面接を受ける前に事前の情報収集を行っておくことが効果的です。
情報収集の方法としては、企業のHPを閲覧し、必要な情報を調べる方法がありますが、自分の大学のOB、またはOGが就職を希望する会社に在籍している場合は、 OB・OG訪問がより効果的です。
情報収集のポイントについて、詳しく見ていくことにしましょう。

企業ホームページを利用して情報収集
就職を希望する企業のホームページから情報収集する場合、事業内容に関するページも大切ですが、特に閲覧しておきたいページは、IR情報や、会社概要のページです。
IR情報とは、企業が投資家向けに公表している情報で、企業の経営状況が掲載されています。
IR情報には、財務状況や業績数値などが掲載されているので、企業の経営状況が一目で理解でき、企業を選ぶための参考になります。
また、会社概要のページで特に参照しておきたいことは、社長のメッセージや企業理念です。
社長のメッセージや企業理念には、企業がどのような願いを持ちながら業務を遂行しているのか、という点を明確に読み取ることができます。
これらのページを重点的に閲覧しながら、企業研究を行うと良いでしょう。
OB・OG訪問はなぜ必要なの?
企業の情報収集として、OB・OG訪問があります。
OB・OG訪問は、つい面倒に感じてしまいがちですが、なぜ、OB・OG訪問を行う必要があるのでしょうか。
その理由は、企業の社風や雰囲気を感じ取ることができるチャンスだからです。
特に、OB・OG訪問を行うと、現場で働いている人の声を直接聞くことができます。
OBやOGは、どのような業務を行い、どのようなやりがいを感じているか、また、業務において普段から心がけていることはどんなことか、など、直接足を運ばなければ得られない答えを、数多く耳にすることができるでしょう。
このような理由から、OB・OG訪問は行っておくべきなのです。
OB・OG訪問 抑えておきたいポイントは?
それでは、OB・OG訪問を行うにあたって抑えておきたいポイントとして、どのようなことがあるのでしょうか。
メール、または電話でアポイントを取り、日程が決まったら、当日は指定された場所に予定の10分前には到着するようにしましょう。
ビジネスの場では、余裕を持って行動することが基本です。
また、質問は、仕事に対する前向きな内容を前面に出しましょう。
例えば、仕事にやりがいを感じるときはどのようなときか、または、仕事を進める上で最も大切なことはどんなことか、という内容です。
前向きな質問をするほど、OBやOGは「やる気のある学生だ」と感じてくれるでしょう。
逆に、控えたい質問はネガティブな内容の質問です。
最近ではブラック企業が問題化していますが、「サービス残業はありますか」などと言う質問を行うと、OBやOGからマイナスイメージをもたれがちです。
このような質問をすると、OBやOGは「この人は、会社に入社する意欲があるのだろうか」いう印象を持ってしまいますので、ポジティブな質問を行うことを心がけましょう
また、OB・OG訪問が終わったら、感謝の気持ちを示すためにも、早めにお礼のメールを送りましょう。
OB・OG訪問は、面接の事前準備のような効果も期待できますので、自分でできる精一杯のことを行うことが大切です。
(画像は写真ACより)