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世界各地で開催されるキャリアフォーラム
現在留学生を対象とした就職イベントであるキャリアフォーラムが、世界各地で開催されています。
参加企業数は年々増加の傾向にありますが、参加する学生数もまた増加傾向にあります。
キャリアフォーラムとはどのようなイベントで、どのような事前準備が必要なのでしょうか。
参加企業数、参加者数ともに増加 内定がとりにくい?
キャリアフォーラムは、アメリカで学ぶ留学生を対象として、1987年より、アメリカのボストンで始まった就職イベントです。
現在では、アメリカで学ぶ留学生のみならず、世界各国で学ぶ留学生で、日本語と英語が話せるバイリンガルを対象としています。
現在の主な開催場所としては、ボストンのほか、ロサンゼルスやロンドン、上海などがありますが、日本では東京と大阪で開催されています。
参加企業数は各会場にて異なりますが、ボストンや東京では200社以上が参加しています。
また、参加する留学生の数は、ボストンでは8000人から1万人と言われています。
しかしながら、参加企業数に対し、参加する留学生の数が多いことから、内定がとりにくい就職イベントというイメージも定着しつつあります。
仮に、200社の平均採用数が10人で、参加留学生数が1万人の場合、求人倍率は0.2倍となることから、キャリアフォーラムにおける内定率は低いことが予想されます。
企業に対する事前のアプローチが効果的
それでは、キャリアフォーラムで内定を得るには、事前にどのような準備を行えば良いのでしょうか。
そのためには、キャリアフォーラムのサイトを利用して、興味のある企業に対しオンラインでの事前応募を行い、企業に対するアプローチを積極的に行うことが効果的です。
キャリアフォーラムでオンライン事前応募を行うためには、キャリアフォーラムに参加するためのCFNメンバー登録を行い、応募のためのレジュメを作成します。
CFNメンバー登録を行ったら、各会場で行われるキャリアフォーラムに参加予約をすることができます。
参加予約を済ませることで、希望する企業へのオンライン事前応募が可能となります。
また、参加予約を済ませると、キャリアフォーラムに参加する企業から、企業情報が届く場合があります。
さまざまな企業を比較しながら、検討してみるのも良いでしょう。
短期決戦型の就職イベント 留学生のスキルを前面に
日本で行われる就職活動は、応募から面接、内定まで数ヶ月程度を要しますが、キャリアフォーラムの場合は、開催期間内である2日間が勝負となり、いわば短期決戦型となります。
キャリアフォーラムが始まる前に、事前に企業に対してアプローチを済ませておいたなら、当日は、留学生としての経験やスキルを前面に出しながら面接を行いましょう。
経験やスキルももちろん大切ですが、それ以上に大切なことは、「企業に入社したい」という気持ちを前面に出すことです。
企業の研究を事前に行うなど、念入りな準備を行った上で、キャリアフォーラムに臨みましょう。
そのほか気をつけたい点は、特に海外のキャリアフォーラムに参加する場合、会場周辺のホテルが満室になりやすいことです。
キャリアフォーラムに参加すると決めたら、キャリアフォーラムの参加予約を行うことはもちろんのこと、宿泊先や交通手段を確実に確保するために、ホテルや飛行機の予約も早めに行っておきましょう。